アーティスト支援×AISSupport
概要・目的
2022年度、本支援事業ではアーティストの創作活動領域を拡張・拡大するための支援と、その活動を支える人材育成及びネットワーク構築を実現する為に、下記のプログラムでアーティストを募集し支援を実施しました。
支援内容
1)表現活動支援プログラム
様々な芸術分野において表現活動を行うアーティスト(又は団体・グループ)を対象に、展覧会、演劇公演、コンサート、ワークショップ、アウトリーチ活動などを普段フィールドとしている以外の場所(既存の文化施設以外の場所、例えば商店街、小学校、児童館、子ども食堂、福祉施設など)で展開する為のサポートプログラム。これまでの活動ではつながりのなかった分野のコミュニティーとの接点を作り、表現活動や交流活動を通じて新たなファンの獲得や活動を継続・発展させていく為の関係者とのつながりを生み出すことを目的として実施。
2)創作活動支援プログラム
表現活動を行うアーティスト(又は団体・グループ)を対象に、創作過程をサポートする目的で、アーティスト・イン・レジデンス(以降AIR)の手法を用いるサポートプログラム。AIS プランニングが2014
年より札幌市の委託を受け管理運営している「さっぽろ天神山アートスタジオ」において、同施設AIR ディレクターが数多くの国内外のアーティストの活動を蓄積し、情報・資料をデータベースとオンサイトで
館内公開している「アートとリサーチセンター」内のアーカイブや資料、これまで文化庁支援を受けて培った道内ネットワークを活用して、アーティストによる北海道内のリサーチ活動を含む創作過程のコーディネートを行う。
3)コーディネート人材育成プログラム
表現活動支援プログラム及び創作活動支援プログラムにおいて、アーティストのサポート側となる受け入れ団体や連携機関に所属している人材や、アーティストの表現活動や創作プロセスに関心がある個人の中から、将来的に当支援プログラムのコーディネーターとして機能していく人材の発掘と育成を行うプログラム。
当プログラムへの参加者は、コーディネートに関するノウハウを研修会や活動現場(アーティスト・イン・スクールなど)への見学・体験を通じて学び、「アートを社会と接続させる為のコーディネートスキル」を身に付ける。また、定期的なミーティングを開催し、参加者同士が、互いの課題や成果を共有する機会を生み出し、各自のコーディネートスキルの向上と関係性の強化を図っていく。