2023年3月8日、遂にこの日がやってきました。
2022年10月20日(木)に始まった大島慶太郎さんによる「フジミナアートフィルム」の作品発表会です。
こちらは8時30分頃、体育館から物音が聞こえてきます。
この日は1&2年生、3&4年生、5&6年生といった感じで、3回に分けて上映会を行う予定で、
いつもより少し早めに来て上映会の準備を行います。
当日にあたふたしたくないので、実は前の日に一通りチェックを行っていました。
こんな感じで藤野南小学校の体育館はかなり広くて、大島さんもそれを下見の際に思ったようでして、
壁面をスクリーンにしたら面白いんじゃないか?ってのをずっと考えてたとの事。確かにすごい大きさ!
そして、そんな壁面でもキレイに映せる特別なプロジェクターを用意、
光を当てるだけでこんな感じ。正直、映画館で見るよりも迫力あるかもしれません!
そして、準備も整いやって来た子ども達。
ん?正面のスクリーンじゃないの?なぜ後ろ側に並ぶの?って声がちょろちょろ聞こえてきます。
おとどけアートの担当としてずっと調整や対応をしてくれた濱田先生から上映会の説明が行われます。
そして、上映会が始まります。これ、映像でお見せしたいんですが先ずは写真でご容赦あれ!
真っ暗な空間の中、まずは学校のあちらこちらの映像が流れ始めます。
この大迫力の映像に子ども達からざわめきが聞こえてきます。
低学年の子はこの時点でキャッキャ騒いで、
「静かにして~!!」「みんな~!!」といった感じですぐにカオス。
しかしながら、それもつかの間作品がどんどん進むにつれてみんな引き込まれて行きます。
視聴覚室でお披露目した16ミリフィルムの映像も作品に取り込まれてました。
そして、少しの静寂のあと美しい校舎の風景。一瞬の静けさが広がります。
そして、クッシーが作った音楽と共にアニメーションが動き始めます。
音源はこちらでお聞きいただけます、ぜひ聞きながらブログをごらんあれ。 ⇒ FUJIMINA ART FILM MUSIC
これ、凄まじく良い作品です。
これを文字通り「見入る」と言うんでしょうか、「魅入られる」というんでしょうか、映像から目が離せません。
1秒間に8コマのアニメーションが次々に映し出されてゆき、ありきたりな表現ですが
ジェットコースターに乗って世界を眺めているようです。
我々コーディネーターや先生方はこの映像を数回見ることができたんですが、
その度に新たな発見や、気付きがあるぐらいに、映像の濃度が質が高い。
そして、再び小学校の風景。
子ども達の日常が絵と写真と混ざり合いながらアニメーション作品に昇華されています。
そしてラスト。10分間ぐらいの映像なんですが、あっという間でもあり、すごいものを見た!という感じもあり、
終って一瞬の静寂、からの大拍手。
拍手に包まれて、大島さんのご挨拶。
そして子ども達からの作品についての発表。
みんな自分達も関わったり、映像に登場したり、これまでの5か月間を思い出していたようです。
そして、この日は保護者の方々も見学できるようになっていたんですが、
来てくれたお母さんからは「感動しました・・・」って涙が。
最後に校長先生から挨拶があり、無事に上映会が終わりました。
入れ替わり立ち代り先生達も見に来てくれて、
その度「すごい!」「良かったです・・・」という言葉を残してくれました。
次回、ブログ最終回。子ども達とのお別れです。
続きます
コーディネーター小林