2022年8月13日(土)雲の多い晴れ、気温29℃になる予報。
日中はムシムシする暑さですが夜は比較的過ごしやすい、北海道らしい夏がやってきました。
さて、本日も庭プロジェクトの観察をします。
今回はメロンにスポットライトを当て、時系列で成長を振り返りましょう。
[5月22日]
苗を植えました。農家さんからいただいた苗には、病気にかかりにくいようにとネギが一緒に植えられていました。
見えにくいですがこの時点ですでに少し花が付いています。
[6月25日]
苗を植えて1か月。ツルが少しのび、花もたくさんつけるようになった頃です。
この時は本当に実がなるのか半信半疑のスタッフ。受粉とかするのかな?
農家さんみたいに雄花と雌花をチョンチョンくっつけて受粉させてみたりしました。
が、その横でミツバチさんがせっせと仕事をしているのを発見。受粉はミツバチさんにお任せすることにしたのです。
[7月24日]
苗を植えて2か月。スタッフが毎日代わる代わるに水やりをしていました。
ツルが伸び放題で地面も見えなくなったころ、手で葉をかき分けてみるとなんと、こどもの握りこぶしくらいの実を発見。
奥の方に同じく実になりそうなちいさなのも見つけました。
慌ててネットで検索し、わらを下に敷いて保護することに。
このあたりから期待度が高まり、毎日どれくらい大きくなったか見に行くのが楽しくなりました。
[8月5日]
大きさはスーパーで売られているものと同じくらいまでに成長。
日に日にうっすら網目模様が出来てきます。そうそうこれこれ!思っていた以上にメロンらしいメロンに一同感動です。
収穫までもう少しの辛抱です。
[8月10日]
周りの葉っぱが茶色く枯れ始め、実の色が青っぽいのから黄色っぽく変化し、ますますみなさんご存知のメロンの姿に。
このあたりで一度収穫してみようということになりました。
はじめてのことですから、いったいどこから切っていいのやら。おっかなびっくりの収穫です。
大きさはこのくらい。手で持つと重みを感じます。
「あ!表面に産毛が生えています!」収穫したスタッフも思わぬ発見でした。
追熟というのが必要だそうでこの日はとりあえず中身は開けずに保管することに。
数日後、追熟を経て割ってみた姿がこちらです。
メロンだー!
見た目も、割った時にふわっと香るにおいもメロンです。
気になるお味ですが、追熟が足りなかったのか早かったようでまだ少し甘みが足りない固めのメロン。
いや、ちょっときゅうりに近いくらい。
でもいいんです、できた喜びの方が大きいというのが正直な感想です。
メロンに限らず、他のお野菜たちもどんどん収穫をしている今日この頃です。
アートスタジオにお越しの際は庭の観察もお忘れなく。
深澤
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☆市民交流事業/庭プロジェクト(庭P)とは?
植村絵美とエディ・マイケルによるプロジェクト「TPP ミュージアム」の一環で施設内の庭部分を利用した活動が行われました。
それ以降、当館周辺の環境作りを「庭プロジェクト」と称し、地域住民や滞在アーティストとの交流事業として実施しています。