さて、岡部さんの活動支援プログラムの紹介続きます。
こちらは琴似小学校で行われたおとどけアート×クスミエリカさんの活動見学。
クスミエリカさんは「デジタルコラージュ」という写真をパソコンで取り込んで、必要なところを切って合わせて・・・
という結構、タフな活動なんですけれども、素敵な作品を作るアーティストさんです。
クスミエリカHP https://kusumierika.com/
ね、すごいんですよ。で、こちらで行われている活動もお邪魔して色々とお話しさせて頂いたり、子ども達との関わりを見たり。
岡部さん曰く、「デジタルコラージュ作品というものを初めて拝見して、クスミさんの作り出される現実と空想の織り交ぜられた世界観より、舞台上での空間づくりに対するインスピレーションをいただきました。これまでは一輪車の乗りやすさを重視し、素舞台に照明というスタンスで舞台づくりをしていましたが今後は空間デザインにもチャレンジした中で作品を作ってみたいと思いました」とのこと。
しっかりと経験が自身の活動につながっている感じが非常にいいですね。
そしてこちら、とあるカフェ。
左に座っているのは表現活動支援プログラムで支援を受けている西脇秀之さんです。
西脇さんは劇作家・演出家として活動しており、劇団回帰線という団体を主宰、作・演出を行いながら、
これまで江別市での市民ミュージカルや舞台作品の制作・上演、札幌市民劇団の指導を行なうなどとても経験豊富。
彼は放課後等デイサービスの「わくわくSeed」さんというところで、で交流活動を行っているのですが、
活動前に少し時間を割いてもらい、岡部さんの活動相談を行います。
というのも、岡部さんは一輪車アーティストとして自身の活動も行っているのですが、
「ふくいの一輪車クラブ」というところで子ども達にも一輪車を教えている監督という立場でもあるんですね。
なので、子ども達に指導する難しさ、舞台演出について、などなど色々と相談にのってもらいます。
これ、実はすごく贅沢な時間ですよね。丁寧に説明をしてくれた西脇さんにも感謝です。
ということで、相談時間もあっという間に過ぎ去り、活動現場のワクワクSeedさんに一緒にお邪魔致します。
子ども達が来る前の少し静かな時間。少しするとワイワイと元気な子ども達がやってきます。
岡部さんも、子ども達と一緒に世間話したり絵を描いたり。
結構のんびりとした時間を過ごします。これも、経験です。この絵がいずれ何かの役に立つかどうかではなく、
この場所に居合わせてなんか知らないけど絵を描く羽目になった、という経験です。
実はこの時期、岡部さんはかなり忙しくて、絵を描きながらも時々死んだ魚の様な目をしていたんですが、その理由がこちら。
先ほどの「ふくいの一輪車クラブ」の初となる自主公演「ひとつの輪」を控えていたんですね。
この頃はまだコロナの影響が結構大変だった時期で、一度延期になって練り直して、何とか公演に向けて頑張っていた様で、
毎日遅くまで仕事して、早く起きて、みたいな感じで心身ともにヘロヘロ状態だったようです。
それでも、何かを吸収しようと様々な現場に顔を出していたんですね。
頑張るアーティストの姿を見ると、こちらも一生懸命サポートしないと!という気持ちになりますね、身が引き締まります。
次回、コーディネーター小林「ひとつの輪」に潜入する、の巻です。
続きます。