こちらは、あまり聞き馴染みのない肩書き「一輪車アーティスト」の岡部莉奈さん。
とりあえず、分かりやすい紹介動画があるのでこちらをどうぞ。
そんな岡部さんも、今回の表現活動プログラムで採択されたアーティストの1人。
競技スポーツとしては全国大会や世界大会があったりするようなんですが、一輪車を用いたアーティストって正直全国でもそんなにいないようです。
前例がいない、と言うのは中々難しい事ですよね。
なので彼女は、一輪車の表現方法やアーティストとしての活動について考える時間を得るために、今回の支援活動に応募してきました。
そういった事もあり岡部さんへのサポートは、
様々なアーティストに出会い、その活動を体験したり直接話すことで、
自分自身の表現活動を振り返る機会を生み出そう、という事になったのです。
ということで早速、行って見ましょう。
【その1】 発寒東小学校/久野志乃(画家)
こちらは発寒東小学校。画家の久野志乃さんが小学生と交流する活動を見学に行ってきました。
こちらの活動大まかな説明をすると、数回の授業の中で子ども達が久野さんの普段制作活動の流れ
(リサーチ⇒発見⇒アイディア出し⇒作品制作)を体験し、各グループ毎に絵を描いてみるというもの。
この日は丁度、作品制作発表会ということもあり、各グループ毎にこれまでの活動についての意見感想を共有できました。
画家と一輪車、というアウトプットやジャンルは異なるんですが、
アーティストがどうやって作品に向き合って、何を得て、どうやって形作るのか、といった創作活動の一番濃い部分に、
子ども達の授業を通じて触れることができたようです。
「作品展示」や「公演」といった結果はギャラリーや舞台などで見る機会はあっても、
各アーティストの創作過程ってなかなか知ることができないですからね。非常に貴重な経験となったようです。
で、次にやって来たのがこちら。
知る人ぞ知る、SIAFラウンジです。大通公園のテレビ塔が建っている反対側に、資料館というのがありましてその1階にあるのがこちら。
2014年に始まった札幌国際芸術祭を契機に、多様なプロジェクトを受け入れ、それを共有できるオープンな場として生まれました。
HP https://siaf.jp/siaf-lounge/
週末・祝日にはイベントが行われたりしておりますが、普段はカフェとしてのんびり過ごせる隠れ家的スペースとなっております。
芸術文化系の情報も集まったり、関係者もよく訪れるのでこの場所はお勧めですね。
岡部さんも来るのは初めて?だったようで、少しお茶を飲みながら活動について話し合います。
アーティストとして活動をするとどうしても1人で頑張ることが多く、中々客観的に自分の事を見てもらったりアドバイスをもらう機会は少ないとの事。
今回の活動支援が色々と岡部さんのプラスになるように頑張らなゃいけないな、と思った瞬間でした。
まだまだ続きます。
コーディネーター小林