怒涛の粘土こね〜制作を終え・・・束の間の休息ともいかず。野焼きの前にもまだ師匠の仕事はあります。
ちなみに前回はこちら

次の制作日の前に粘土を捏ね、粘土の中の空気を抜き、水分量を調節します。
まず最初に「粗ねり」という形でねって、ムラをなくし、均一で柔らかい状態に。そして次に「菊ねり」で粘土の中に残った気泡を抜く作業をしていきます。
粘土をこねるなんて楽しそう!と一見思ってしまいますが、これがなかなか体力と技術のいる工程!
この記事を書いている私(舟迫)も少し手伝わせていただきましたが、上ノさんの半分の量で挑戦させてもらい、けっこう腕が疲れました。そして何よりきれいにこねられない。隣を見ると倍はある量の粘土をきれいな左右対称の「粗ねり」の姿にしていく師匠の姿が。流石です。
この日は上ノさんのアーティスト友達、田村陽子さんも参加。

普段の作品は「ファイバーアート」という紐を編んで作品を作っていらっしゃるそうです。人の足を型に、丁寧に編んで形にしていくシリーズが代表作。繊細で素敵な作品です。
ぜひホームページをチェックしてみてください。
紐を主な素材として扱う田村さんですが、今回は粘土!実は以前上ノさんが野焼きをした時に参加したことがあるという田村さん。野焼きの特徴を考えながら作品作りをされていきます。

丁寧に形を整えていく田村さん。その集中力はさすがアーティスト!といった雰囲気。足の指も一本一本、きれいに丸みを帯びさせているのが細かい・・・
そして前回作った作品たちは工作室横にあるガラス窓で仕切られた棚に運びます。
授業の邪魔にならない安全な場所で乾燥させるためではありますが、こうするとちょっとした展覧会のようですね。
実は焼成後にもみなさんに作品を返却する前にここで展示をしようと計画中です。


またこの日、前回の制作日には参加できなかったけど、粘土作品を作りたいという子たちが。「何を作りたいか絵を描いてきてくれたら粘土を渡し、10日までに作ってきてもらう」という約束を設定。
仲良し2人組の女の子がお昼休みに早速絵を描いて持ってきてくれました。仲良く一枚の紙を線で分割し、2人の絵が描かれていました。ほほえましい。

上ノさんから粘土を授かる2人。楽しく作品を作ってきてね〜
ちなみにこの日の朝のうちに野焼きの薪となる木がビニールハウスの中に運び込まれていました。さすが上ノさん、仕事が早い。野焼きの準備もいよいよクライマックスに近づいてきました。
制作日もあと3回のみ。果たしてどんな作品が集まるのでしょうか。

そして・・・
こちらの記事 でご紹介した「かくれ上ノさん」の続報です!
東川下小学校の皆さんはお気づきでしょうか・・・?実はまた新たに2種類の「かくれ上ノさん」が校内に増えているのを・・・
まず一つ目、みなさん覚えていますでしょうか?この怪しげな作戦を立てる2人の姿を。

この2人が・・・

手洗いポスターコンクール風の絵に!
どうでしょう?かわいくなったでしょうか?


この上ノさん(と沼田校長)は手洗い場×二箇所に・・
風邪の流行るこの時期に、風邪の予防推進はもちろん、粘土を触った後はきちんと手洗いをしよう!という意図も込められています。
そしてもう一つ。

なんだか画像の粗い上ノさんの写真が。
さてこちらはどこに貼られたでしょうか?みなさん想像してみてください。

こちらの写真の制作過程では、上ノさん、コーディネーターのおすぎさん、サポーターの舟迫が力を合わせて、上ノさんの写真を「ちょうど良く、歴史を感じる雰囲気」に仕上げていきました。
「もう少し粗くしてみよう」「少しセピア風にしたらどうだろう?」と、あれこれ意見を出し合いながらみんなで手を加え、最終的には校長先生も印刷の段階で微調整をして完成したのがこちら↓

いかがでしょうか?!
こちらは小学校建設の歴史が紹介されているコーナーの一部なのですが、まるで上ノさんその時代の人のよう。
卑弥呼より前にモルックを芬ことフィンランドから伝え・・・東川下小学校の建設にも携わる・・・まるで手塚治虫先生の名作・火の鳥のようですね。

さあ今後も「かくれ上ノさん」は増えていくのでしょうか?
乞うご期待です。