今年度最初のアーティスト・イン・スクールが新冠町でスタート。
北海道文化財団が主催する子どもアート体験事業です。
今回の舞台は、新冠町。
競走馬とレコードの街として有名な新冠にアーティストの加賀城匡貴さんが約1ヶ月にわたって滞在し、来年度統合される2校の小学校を行ったり来たりしながら創作活動を通じて子ども達、地域の方々と交流します。
ちなみに加賀城さんは、過去に札幌市内で行なっているおとどけアート事業や、白老町のウイマムプロジェクトでのアーティスト・イン・スクール事業にも参加しているお馴染みのアーティスト!
*おとどけアート事業 in 北陽小学校
https://inschool.exblog.jp/i55/
*ウイマムプロジェクトでのアーティストインスクール事業
https://inschool.exblog.jp/i87/
ということで、今回のブログではまず前半の活動をご紹介。
活動初日は朝日小学校からスタート。
全校の皆さんに加賀城さんが企画する活動を紹介します。
朝日小学校でのご挨拶
新冠小学校でのご挨拶
今回加賀城さんが考えているのは、妄想の学校「'新'新冠小学校」をみんなでイメージするというもの。
というのも来年の春には統合され、朝日小学校は廃校となり新冠小学校が街でただ一つの小学校となります。
でも、これまで通った朝日小学校の思い出は残り続けるし、この先どのような学校として再スタートするのか誰も想像がつきません。
であれば、新しい学校像をみんなで妄想(創造)してしまおうというのが今回の活動のテーマです。
「新新冠小学校」は「にいにいかっぷしょうがっこう」と呼びます。
略して「にいにい」です。何度も書きますがあくまでも「妄想」ですwww
まずは初日から3日間、朝日小学校と新冠小学校を行ったり来たりしながら授業の中で「にいにい」のイメージ作りを行いました。
「にいにい」にはどんな仲間達がいるのか、どんな環境があるのか、どんな場所なのか、みんなで妄想します。
それを考える手がかりとしいて加賀城さんが得意とする「見立て」の活動を展開。
それぞれの学校の中にある「顔に見えるもの」「動物に見えるもの」「何かの風景に見えるもの」など、壁や廊下、什器や建物を観察しながら別なものに見立てていく。
そうして「にいにい」の仲間達を探していきます。
「あ!あれが顔に見える!」
「ねえねえ!妖怪を見つけたよ!」
などなど、子ども達は次から次へのいろんなものを発見し発表てくれます。
1週目にも関わらず、200以上の「にいにい」の仲間達(見立て作品)が集まってきました。
そして2週目にかかけては、それぞれの学校で発見した仲間達や風景を写真にお越しお互いの学校で展示。
気になるものにタイトルや名前、そして解説を考え、アイディアを交換する活動を展開しました。
子ども達だけでなく、先生や保護者の方々も参加してくれています。
タイトルや解説を加えるだけにとどまらず、キャラクターを描く子ども達も多数。
加賀城さんと一緒に学校の中や外を探検し、普段では見過ごしてしまう様々な事物に目を向けて、少しだけ視点を変えて観察する。
そこから「にいにい」のイメージが拡張していくわけです。
加賀城さんはここからさらに「にいにい」を具体的にイメージしていく取り組みを考えています。
妄想の学校「にいにい」は一体どんな学校となっていくのでしょうか?
活動の後半もお楽しみに!!
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北海道文化財団子どもアート体験事業
お披露目会のお知らせ
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活動の最終日二日間(7月29日/30日)に体験プログラムとお披露目会を行います。
お時間あるかはたぜひお越しください!
会場:新冠町立朝日小学校(〒059-2414 北海道新冠郡新冠町朝日295-4)
日時:7月29日 13:00〜17:00 にいにい開校式/体験プログラム
7月30日 13:00〜15:00 にいにいお披露目会
お問合せ:一般社団法人AISプランニング(うるし) 090-4313-8466/urushi@ais-p.jp