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【おとどけアート】札幌市立伏古小学校×進藤冬華 活動ブログ6

札幌市立伏古小学校でのおとどけアート6日目。

これまでの5日間、色々な仕掛けを試してみたものの、尽く想像していたような反応が得られず、逆に子ども達が日々巻き起こしている様々なアクションの方が面白いと感じ始めた進藤さんは、活動拠点とさせてもらっている「なかよし広場」を活動拠点と定め、気持ち新たに活動を進めていくことに。

そんな仲良し広場に今回進藤さんが用意したのは、3枚のカーペットと3つのクッション。

 

 

「床に座るっていいな、、、。」

前回の活動中に呟やいた一言が、この仕掛けにつながるとは!

なかよし広場の居心地良くする仕掛けとして設置されたアイテム。

いったい子ども達はどんな反応を示すでしょうか?

 

中休みになり、続々と子ども達がやってきました!

 

 

「え〜!何これ!」

「何でこんなものあるの?」

お決まりの質問。

さてさてどんな使い方をするのかな?

と、様子を見るまもなく3年生を中心に、クッション投げが始まりました!

 

 

ギャーーーー!

何かを発散するかのように大騒ぎする子ども達。

おい、おい、おい、怪我するなよ!!!っと内心思っていると思いがけない展開が。

「カーペットを陣地にしよう!」

「白いカーペットはぶつけられた人の場所ね!」

次々と遊び方を考案していく子ども達。

 

 

時間をかけて子ども達の様子を見ていくと、ただはしゃぎたい、発散したいだけじゃなくて、より楽しむために遊びを豊かにする術を心得ていることがよくわかります。

床に座って何かをするきっかけと、のんびり過ごせる居心地の良さを提供するカーペットとクッションの役割は、別な形になってしまいましたが、子ども達が作り出す現象と変化はやはり注目に値するものがあります。

 

一方で、5年生の女子を中心にアーティストの存在そのものに関心を持ち始めた子ども達には、特別にこんなもののを用意。

 

進藤さんの過去の活動記録や作品集。

様々なアーティストの昨日を開設した図録など。

昼休みに訪れた子ども達には、カーペットを1枚活用して、そうした書籍や記録物を閲覧できるコーナーを作りました。

 

 

これが意外と食いつきが良く、みんな黙々とページをめくっています。

 

 

進藤冬華というアーティストの素性を知りたいのか?

アートとは何なのか理解しようとしているのか。。。?

単に不思議な作品が載っているから面白くて見入っているのか。。。?

定かではありませんが、妙な食いつきにアーティストもびっくり!

 

なかよし広場での仕掛けに大きな手応えを感じた一日となりました。

次回この状況がどのように変化し影響をもたらすのか、アーティスとの観察は続きます。

お楽しみに!