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【おとどけアート】札幌市立新川小学校×小助川裕康 活動ブログ13

2月16日(水)、活動12日目。

新川小学校での活動最終日を迎えました。

 

この日は、屋内の活動拠点に

今回の活動がどのようなものだったのか、

記録写真を中心に展示していきます。

ということで作業スタートです!

 

まずは、部屋の真ん中にサイロを再構築していきます。

木を切ったり、ネジで留めたりしている様子を、

子どもたちはなんだなんだ?とドアの窓越しに小助川さんを眺めます。

 

子どもたちに見守られながらサイロの壁となる板を繋いでいき、、、

 

繋いだ木の板を両側からぐわっと曲げながら固定していき円柱状にします。

そこにこれまでの記録写真を貼って、写真でサイロ模様を表現していくようです。

一体何枚くらい必要になるでしょうか、、、

 

一方、小助川さんは、子どもたちが描いた花の絵が貼られた木の板を

もう一度組み立て、展示物の背景にしていくようです。

 

途中どんどん増えていった花の絵たちは、窓ガラスにも貼り付けました。

窓越しに子どもたちがスキー学習の準備でしょうか。

 

 

お昼休みになると、5年生の教室へ。

実は屋外に作ったサイロのベストビューポイントがこちら。

いつも子どもたちが応援してくれていたこの場所から、

今後、雪の部分が融けていく様子を記録していくためのカメラを設置しに行きました。

設定した時間毎に自動でシャッターが切ってくれます。

 

 

その後は拠点に戻り改めて作業再開です。

 

小助川さんは屋外のサイロの写真を貼っていきます。

この真ん中にある漢字。実はこれが屋外の作品タイトル。

草冠の部首を「サ」に見立ててそれに「色(いろ)」をつけて

"サイロ"と読みます。

ほかにも上からカタカナでサク(咲く)とも読めたり、

小助川さんは、悩みに悩んでこのタイトルに決めたそうです。

 

 

そしてすっかり外も暗くなってしまいましたが、

ようやく展示作業が終了しました!

写真奥には、屋内で実験した植木鉢を中心に、

使用した道具や土、植えた花の種などを展示しました。

こう並べるとなんだかかわいらしいですね。

 

 

花壇のところにも作品キャプションをつけました。

 

 

さて、小助川さんが登校して活動をするのは、この日で最後になりますが、

お察しの通りこれで終わりではなく、冬が明け暖かくなってから雪が融け、

土たちが花壇に帰り、そこからいろんな花が出てくるのを観察していきます。

なので、小助川さんの新しい花壇の本番はむしろここからとも言えるでしょう。

 

設置したカメラの回収や、これからの子どもたちによる経過観察が楽しみですね!

小助川さん、ひとまず活動お疲れさまでした!

 

(担当コーディネーター:杉本)