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【おとどけアート】札幌市立新川小学校×小助川裕康 活動ブログ3

1月20日(木)、活動2日目。

 

唐突ですが、新川小学校の校章について。

何らかの葉っぱのようなものが描かれていることが気になった小助川さん。

調べてみるとやはり植物の葉っぱで"柏"なんだそう。

柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、

「代が途切れない」縁起物と考えられているんですね。

また、北海道では防風林としても植えられていることもあり、

まさにシンボル的な木なんですね。

葉っぱのほかに描かれているのは、開拓のシンボルとしての

サイロとシャベルの先端部分だそうです。

 

学校の中を歩いてると目に付くものの由来が気になって

子どもたちや先生に聞いたりしています。

おとどけアートでは、そこで聞いた内容が作品や活動に

影響を与えることも多々あります。

これももしかしたら何かに繋がるかもしれませんね。

 

 

さて、改めて今日の活動がスタートします!

 

前日の写真をご覧になった方はもしかすると予想がつくかもしれませんが、

この活動で小助川さんは庭づくりをしようとしています。

そこで、休み時間には、子どもたちに作る庭にどんなお花などが

あったらよいか、絵に描いてもらうことにしました。

具体的な花を描く子もいれば、花びらがカラフルなものだったり、

子どもの数だけ色んな花が描かれていきます。多種多様で面白いですね!

 

 

 

また、この日は6年生の授業の見学にお招きいただきました。

"卒業"をテーマにして、オルゴール箱のレリーフをデザインし彫っていく授業の

初回ということで、小助川さんとコーディネーターの漆さんから

子どもたちへ発想のポイントなどをお話ししました。

先生曰く、コロナ禍で2年前から卒業式がどんなものかを体験したことがないまま

6年生になったのでいつも以上にイメージがしにくい状態にあるとのこと。

卒業の言葉に囚われず、オルゴールで選んだ曲の歌詞から連想したり、

6年間で印象に残ったことでもいいのではないか、

話は、具象と抽象といったやや専門的なところまで。

うまく子どもたちに伝わったでしょうかね。

 

 

昼休みが終わり、地域交流室へ資材の運び入れを行いました。

木の板を並べると、そこに子どもたちが描いた花を並べていきます。

この上に筆やローラーで色を塗って、、、

花たちをそ〜〜〜っと剥がしていきます。すると、、、

 

 

花のシルエットが残った可愛らしい板ができました!

これも庭づくりに使っていくそうです。

 

 

一体どんな庭づくりになるんでしょうか。

全貌はまだまだ見えていないものの、子どもたちの期待が

どんどん膨らんでいっているのを感じます。

 

続きます。

 

(担当コーディネーター:杉本)