夏休み明け、突如として手稲西小学校に転校生として現れた千葉さんですが、
今後は隔週で登校することになりました。
8月27日(金)はコーディネーターが千葉さんが登校しない間、
どのようなことができるかを活動する場所に施しました。
まずは、一つ目は1日目に子どもたちからもらった石たちを見てもらう「石のコーナー」です。
写真の中で、一番大きいのが、千葉さんが持ってきた石です。
石自体は赤味を帯びているのですが、上部分だけ黒く光っていますよね。
実はこの石、千葉さんが太陽光を使って表面を溶かしたものなんだそうです。
石はマグマが固まったものなので、もう一度熱を与えることで、また溶け出すんですね。
1日目の放課後、先生方へ向けた千葉さんの簡単なアーティストトークを行ったのですが、
そのときにこの石を溶かす行為を「石の時間を戻す」とお話ししていたのが印象的でした。
続いては「本のコーナー」。
ここでは千葉さんの作品集のほか、おとどけアートの記録集や、
昨年度発行した新琴似北小での活動をマンガにした「カザマンガ」が読めます。
これが千葉さんの作品集。
表紙に描かれているのが、まさに石が溶けている様子です。
ページをめくると、大きな虫眼鏡のようなもので石を溶かしている千葉さんの
写真が載っています。
こちらは前年度の「おとどけアート」の活動記録集です。
(記録集はコチラからPDFをご覧いただけます)
そして、前年度、新琴似北小学校の様子をまとめ好評(?)だった「カザマンガ」
こちらはなんとamazonのkindleで全ページ無料で読むことができます。
また、札幌市内の図書館でも貸し出し可能となっていますよ。
そして、千葉さんが登校しない間でも交流することができるように、
黒板を千葉さんへの質問掲示板にすることにしました。
学校から余っている画用紙を分けていただき、
子どもたちにはそれに千葉さんへの質問を書いて貼ってもらいます。
どういった質問がどれだけ届くのかはやってみないとわからないので、
まずは色々やってみます。
休み時間になると早速ちらほらと貼られていました。
回収するのは来週ということどれだけ質問が届くか楽しみですね。
この日から全国的な緊急事態宣言が発令され、
これから予定していた活動ができなくなる可能性も以前としてありましたが、
ひとまずはアーティストと子どもたちがやりとりできる仕掛けができたのかなと思います。
どのような形になってもできそうなことは、どんどんやっていきたいですね。
(担当コーディネーター:杉本)