国際公募アーティストのAlexandreさんと松延さん、そしてVindurの升谷さん。
札幌に到着してからというもの、それぞれの興味のある場所へ各々リサーチに行っていましたが、11月14、15、16日の3日間は3人で道北、稚内へと旅に出ました。札幌から稚内までの移動距離は330km、車で約6時間。ものすごい距離です。
流石、最北端です。写真からも寒さが伝わってきます。
Alexandreさんは、宗谷岬で写真を撮った後、すぐ近くの丘の上にあるラ・ペルーズ顕彰記念碑を見に行ったそうです。このラ・ペルーズという方は、フランス国王ルイ16世の命で、世界海洋科学調査航海の最中に宗谷海峡を通過したんだそうです。ヨーロッパ人として初めて宗谷海峡を通過したことを記念して日仏で建てられたのがこの記念碑。
リサーチから帰ってきてからも、スタジオでラ・ペルーズの資料を読んでいます。
越冬地への中継地点として白鳥が訪れる稚内の大沼野鳥観察館
また、Vindurの升谷さんはアイヌ民族に関心があり、旭川市のアイヌにまつわる場所を訪ねました。
旭川アイヌ墓地
岩見沢市では、そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
を訪れ、Alexさんと松延さんは炭鉱と石炭に興味を持ったようです。
他にも、安田侃彫刻美術館あるテピアッツァへ
そして天神山へ帰ってきました。帰ってくるとすっかり公園内の木々は雪囲いされています。
Alexさんは以前から雪囲いに興味があり、行く先々で雪囲いの写真を撮り記録しています。
リサーチも進みました。これからは作品制作に向かっていきます。