どうも。庭Pです。
今日はですね、天神山の漆エグゼクティブから先日受け取った苗を植えていきますよ。
こちらは元気いっぱいのトマトちゃん。
なんだか可愛らしく見えてきました。
無謀にも「僕も負けてないですよ!」と、張り合う庭Pメンバーの花田。
同じトマトでも生育状況がこんなにも異なります。
「植え替えるにはまだ早くないですか?」と庭Pリーダーの亮太郎さんに不安を打ち明けるも、「気にするな。」と一蹴されました。
この庭Pは収穫が目的ではないことを思い出し、「そうですよね。」とだけ頷いて黙々と手を動かすことに集中する。
とはいえ、植えたものがすぐ枯れてしまうなんてのはなんとも度し難い。そんな思いを巡らせると、特段信仰心が強いわけでなくとも、どこからか祈る気持ちが湧いてきてしまう。気休めだとはわかっているのに。
人間の性なのでしょうか。
土を掘り、祈りを込め、苗を植える。それを淡々と繰り返す。
時折、犬の散歩やウォーキング中の公園利用者が話しかけてくださる。そんな時には、私たちと一緒に祈りを捧げてもらう。
大丈夫、怪しい活動ではないですよ。
仕上げには水をたっぷりと与える。
私たちのモットーは極力手間をかけずに植物の成長を楽しく見守ること。いわば手抜きです。
つまり、今後は水も肥料も与える気はありません。
今こうして元気な苗も、そうでない苗も、無事に育ってくれるかどうかは彼ら次第です。
植物らしく自然の成り行きというのに身を任せてみようじゃありませんか。
ちなみに、今日植えた苗たちの隣には、勝手に生えてきた大豆やじゃがいもたちが欝蒼と生い茂っているのです。
これを見ているとどうにかなりそうな気がしてきませんか。はは。
ということで、今日時点の庭はこんな状況です。
次回もお楽しみに。
花田
☆市民交流事業/庭プロジェクト(庭P)とは?
2014年の開館時より、さっぽろ天神山アートスタジオ滞在作家、
植村絵美とエディ・マイケルによるプロジェクト「TPP ミュージアム」の一環で施設内の庭部分を利用した活動が行われました。
それ以降、当館周辺の環境作りを「庭プロジェクト」と称し、地域住民や滞在アーティストとの交流事業として実施しています。