天神山滞在ブログTenjin_blog

【庭P-Garden Project】蝦夷梅雨の傍らで

お久しぶりです。庭Pです。

ここ2週間ほどは湿っぽく肌寒かったり蒸し暑かったりと、不安定な空模様が続いている札幌です。

北海道には梅雨は来ないと聞いていたのにどういうことだ!と思い調べてみると、どうやら蝦夷梅雨なるものがあるのですね。

梅雨前線の原因であるオホーツク海高気圧が南に向かう道すがら、身に纏った冷たく湿った空気を北海道にも残していくみたいです。

天神山アートスタジオの傍らでは、涼しいとはいえ雨に翻弄され気味の私たちを横目にスクスクと育っている植物の姿がありました。

ジャガイモと、

大豆。(及びその他雑草?)

自然農法と言えば聞こえはいいですが、ただゆったりと育っていく姿を見守っているだけなんですよね。

まだまだ何も植えられていない部分も多いのですが、蝦夷梅雨も間も無く明けるはず。

そろそろ苗を植えたい…とウズウズしていると。

やって来ました。天神山のフェザー級首領、漆エグゼクティブ。

3児の父でありながら畑で多くの野菜も育てている彼が、ここぞとばかりに自慢の苗たちを抱えてやって来ました。

これはトマト、これはズッキーニと我が子のように名前をつけていきます。

愛しさのあまり、心なしかペンを持つ手も震えて見えます。

親離れで少し寂しそうな表情の苗たち。

生憎の天気で植えるまでは至れなかったので、暫しの間は室内保管。

天神山秘伝の土壌に無事馴染み、生き生きとした姿が見れると親冥利に尽きるってもんですが、果たしてどうなるでしょうか。

続きます。

花田

 

☆市民交流事業/庭プロジェクト(庭P)とは?

2014年の開館時より、さっぽろ天神山アートスタジオ滞在作家、

植村絵美とエディ・マイケルによるプロジェクト「TPP ミュージアム」の一環で施設内の庭部分を利用した活動が行われました。

それ以降、当館周辺の環境作りを「庭プロジェクト」と称し、地域住民や滞在アーティストとの交流事業として実施しています。