今、激動の香港からやって来たのはディーノさん。日々変わる香港情勢に複雑な気持ちでいたようです。
しかしながら、滞在中はリサーチ・制作と積極的に活動を行い、北海道博物館を訪れたり、アイヌ文化について調べたりと忙しそうにしていました。中でも白老は飛生の森づくりにも参加したそうで、文字通り裸の付き合いを通じて得るものが多かったようです。コミ力が高い!!というのも、彼は昔大分の大学に1年間留学していたこともあって日本語はペラペラ。英語・日本語を駆使してどんどん友達を作っていました。
★飛生芸術祭 https://tobiu.com/
そして、あっという間に帰国が迫り、これまでの活動成果発表として香港トーク&展示を行いました。
「See-scape 目に見える景色、目に見える風景」
詳細⇒ https://www.facebook.com/events/2685324278379114/
What's Happening in Hong Kong!?
香港は今何が起こってるですか!?
という、スタートで少しかわいい感じもしますが、内容はひたすら深刻。デモ隊と警察とのいさかい。1国2制度、催涙ガス弾、なりすまし、負傷、などなど。香港のアイデンティティを巡る人々のうねりが感じられました。そして、なによりニュースで語られる話と、当事者としてのディーノさんの声は熱量が違いましたね。
後半は彼の映像作品。館内1階や、彼の滞在スタジオに展示された様々な作品を鑑賞する機会となりました。天神山アートスタジオはあくまで成果発表の場、ではなく制作過程のサポートを中心とした場なので、今回の展示のように急に成果発表やトークが決まります。
あらかじめ2ヶ月~3ヶ月まえに広報できればより多くの方に伝えられるのですが、アーティストも生もの。新鮮な素材はその時その場所で感じられるものですから、ぜひ興味のある方は天神山の情報発信を気にかけて頂ければ幸いです。