更新が途絶えてしまいました…が、10月に開催いたしました「天神山文化祭」のレポート、満を持して密かに再開いたします。
文化祭期間中、常時開催していた『100人のワンピース』と題したぬりえワークショップです。こちらは天神山の滞在アーティストかわむらえり子さん(イラストレーター)によるもの。
できあがったワンピースたちは、ギャラリーの壁にずらーっとはりだしました。
とてもカラフルなワンピース、真っ赤なワンピース、セクシーなワンピースなど、いろんないろかたちのワンピースを楽しみました。
そして、こちらも毎日14時から開催していたアップルケーキワークショップ。
このワークショップで使用したのは、平岸でとれたリンゴです。平岸リンゴです。
実は、平岸の歴史を語るうえでリンゴは欠かせないものなのです。
かつて平岸ではたくさんのリンゴ農園があり、生産量も全国上位だったそう。
ところが時代の変化にともない(さまざまな要因があり…というかここが重要なのですが…)リンゴ生産量が減少の一途をたどり、
今ではリンゴ生産はほとんど…という状態。
けれども、リンゴあっての平岸!という歴史を後世に残そうという強い意志のもと、天神山に「平岸リンゴ園跡」というパネルを設置したり、
周辺道路にリンゴの木を植えるなどしているのです。
という物語をわかりやすく紙芝居で紹介し、地域の歴史をかみしめながら、みんなでつくったケーキをおいしく頂きました。
リンゴへの思いをはせつつ、となりのコーナーでは羊の毛を使ったワークショップ
「メーメーひつじの糸紡ぎワークショップ~ふわふわの羊毛を洗って1本の糸を紡いでみよう !!~」を開催。
こちらも滞在アーティストの吉田麻子さんによるものです。
羊毛を洗い、ごみを取り除き、つむぎ、よる、という作業をひとつひとつじっくり行い、ついに一本の糸が完成。
ふわふわであったかい糸です。
「天神山文化祭」2日目午前中には南平岸まちづくりセンターの皆さんと一緒に、
『天神山うわさんぽ~精進側編~』という企画も行いました(記録写真が不幸にも今手元に無く、ご紹介できないのが歯がゆい…)。
天神山の横をながれる精進川沿いを地域の長老(!!)と一緒に散歩しながら、地域の歴史について話を聞く、というものです。
実際に目の前にある建物や、木々、地形の歴史なので、本読んだり写真を見たりするのとはひとあじちがった体験でした。
お昼過ぎからは、地域のみなさんによる『天神山収穫祭』も開催。バラやキノコを(有償で)提供。
バラは本当に綺麗で、用意した分はあっというまに無くなってしまいました…(ゲットしそびれました)。次回こそ。
というわけで、天候にも恵まれた2日目も無事終了!