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【おとどけアート】札幌市立本通小学校× 小林麻美 活動ブログ06

おとどけアート2025  本通小学校×小林麻美さん   ブログ

明るい「学校の七不思議」たより⑥

「あっち」ことアーティスト小林麻美さんの、おとどけアート6日目の活動模様は、「まどクレヨン」のお絵描き道場と、あっち、師匠の上ノ大作さんのおとどけアート先の東川下小学校へ。半日体験入学!?

あっちの到着と同時刻に小林氏の車が到着。小林氏は1人東川下小学校へ。今日はあっちとひかりさん、木野羊さんの四人。途中から芸術の森美術館館の学芸員樋泉綾子さんが見学に来る予定。

 

とりあえず四人でインターホンを押して、「こんにちは、おとどけアートです」

 

まずは、職員室へご挨拶、あっちのコーナーの裏紙の回収と、「すきなことば」の回収のため、ホールへ。

こどもたちの発表会のための展示ポスターが。

4年生「ほんとうの宝物は」ようこそ!世界宝物コンクールへ。ここには宝物をひろうしようと世界各国の人々が集まっています。どんな宝物が出品されるのでしょう?そして本当の宝物は、見つかるのでしょうか?」

あっち、すごく気になる様子。ちいさなもの博のヒントになりそう!

裏紙と「すきなことば」を回収して、アトリエ「相談室」へ。

「すきなことば」の仕分けをし、何度も見かける言葉があるので、話題に上るなぞのことば「ブレインロッド」「バレリーナカプチーナ」についてひかりさんから解説。「ラブブ」に続き、海外・現代の妖怪的なにおいをまとう風体。

 

あっちの「ちいさなもの博」の、子供たちに紹介してもらうための紙の準備「みんなのお宝ガチャ博」!

 

 

そこへ樋泉さんもやってきて、ちょうど中休みが始まったので、あっちはキットパスを手に、チームを引き連れて3階の56年生のところへ。

前回、午後の時間に三階の中庭に陽射しが差し込んでいたので、一階になかなか来る機会が少ない高学年の子たちにも「まどクレヨン」に参加してもらいたくて、誘いに。

今週末に発表会を控えているから、短い中休みにみんな忙しそう。ともだちになった5年生の子たちも、参加を表明してくれたけど、ちょっと時間が取れず、中休みが終了。

火曜日だったので昼休みにと思っていたけれど、今日は先生たちの勉強会「札教研」の日。みんな給食を食べたらすぐに帰るらしい。

 

ちょっと残念だから、隠しメッセージを!

三階の休憩コーナーにの窓に、こっそりとキットパスで何か描こう!

やっぱり街並みが見えるから、街並みを描こうかな。どこから描こう。やっぱり、空?それとも足元の温室?

ちょうど温室の周りでは冬囲いで庭師の人たちがやってきて、枯れた草花の剪定や木が雪に負けないように縄で縛ったりしていた。

樋泉さんのまどクレヨン

 

あっちのまどクレヨン

 

 

ひかりさんのまどクレヨン

羊さんのまどクレヨン

 

みんなかけたかな?とみんながお互いの絵を見ると、なぜか温室を描いている!

ふふふとお互いを見合って笑う。「お笑いマンガ道場」というテレビ番組を思い出してしまう。「まどクレヨン」のお絵描き道場。

 

それから「青いお屋根」のテントの設置場所の候補になりそうな場所が他にないか、散策。音楽室の日当たりの良さに入ってみる。

音楽家の絵、なぜかいつのまにか青くなるんだよね。と、あっち。

音楽室の顔面蒼白になった音楽家たち。一体何があったの?

前回、絶対音感と相対音感、そして色から音楽を感じたり、音から色を感じることができる人について話題になったけれど、この部屋の壁の音楽家たちの中には、音がそんなふうに感じられる人たちがいただろうか。

 

今日は給食前に本通小学校を早退。東川下小学校へ移動。

半日だけ体験入学します。

玄関には、舟迫あやさんの描いた上ノ大作さんの絵が。

 

あっちのおとどけアートと曜日が重ならない日には東川下小学校のおとどけアートにも越境入学しているひかりさんが、学校の中を案内。モルックのスペースが、中庭に。みんな興味深々。

二階の図画工作準備室が、上ノ大作さんのアトリエ。準備室に居ないので、校内を探しに行ってみる。

 

モルックのスペースとは別の中庭に上ノ大作さんは居た。銀色のテントの下に、青いシート。粘土を作っていたらしい。

ちょうど土嚢袋に詰めて、図画工作準備室に運ぶところだった。

「師匠、こんにちは!」あっちが手を振ると、上ノさんもニコッと手を振り返す。

中庭に池?温泉の素とお湯を入れたら、足湯ができそう。

今朝、羊さんが好きな漫画家さんとして挙げてから、時折話題に上がっていた、つげ義春さん。つげ義春さんの漫画を掲載していたマンガ雑誌「ガロ」。その系譜の畑中純さんが、たしか温泉学会に入っていた。そして雑誌名の「ガロ」は、雑誌創刊の中心となった漫画家白土三平さんの漫画に出てくる妖怪のような忍者の名前。

一階に降りると、立ち入り禁止の「関守石」が。和の、おとどけアート。関守石は、日本で庭の飛び石の上に置かれたりする、「暗黙の了解」で、来た人に「この先は通れない」ことを知らせる。最近また流行ってるんですって。小林氏も居て、中庭から出てくる。

みんなで200kgの粘土の入った土嚢袋を10袋くらい運ぶ。

 

なんと学校にボルダリングスペース。あっち、レッツトライ。

 

アトリエ「図画工作準備室」に戻ると、早速小林氏は描いていたマンガの続きを。

東川下小 妖怪大図鑑ですって!おもろ!!

 

さて、ひと息ついて、そろそろ樋泉さんが帰らないといけないというので、せっかくだから土を練るところを見て行きなよ!ということで、「菊練り」という作業を、上ノさんからみんなに伝授。

このぐらい、という量の土を出して、粘土の上から力強く押し伸ばして、丸めてを繰り返す。土の中の空気を抜く作業。

ある程度練ったら濡布巾を絞って少しずつ水を足しながら粘土を起こして押し伸ばして、リズムをつけて練る。回していないのに、粘土はだんだんと丸くなりつつ、中心に綺麗な螺旋の襞が刻まれていく。

まるでアンモナイトのよう。

 

樋泉さんが帰宅して、残ったみんなで練らせてもらう。菊の花びらのような襞が出るような練りは、一朝一夕では難しい!

なめらかなようでざらりとした粗さも感じられる粘土は、三種類の北海道の土を配合しているのだそうだ。火山だった証拠に、礫のような細かな石の粒が混じっていて、あまりにも大きいものは練っている途中に取り除いていく。この砂粒も貰ったら何かできそうかも

羊さん撮影

 

ロケット型に成形して、乾燥しないようにビニール袋にお入れて完成。

サメとオコジョ?

あっちとみんなが練った粘土も、ロケット型にしてビニール袋に入れてもらい、本通小学校の分に!

 

廊下に出ると、東川下小のカボチャの妖怪?もともとのハロウィンはアイルランドの古代ケルトの「サウィン」という、死者のさまよう魂を追い払うお祭りから来ているそうなのですが、本家はカボチャではなくカブのランタンらしい。

ランタンといえば日本には、そういえば一つ目で大きな口をあけて舌を出している提灯お化けがいますが、灯りがホッとするのと同時にドキッとするのは、万国共通なんでしょうか。ちなみに提灯お化けも、壊れた提灯から長い年月(九十九年)を経て生まれた、道具に魂や精霊が宿った妖怪付喪神の一種と言われたり、狐の起こす狐火とも言われたりしたのだという……。

 

小林マンガも筆が捗る様子。

妖怪「ナニカシゴトチョーダイ」に取り憑かれたあっち?小林氏のアシスタントに。こんなテイストでという小林氏の要望にササっと応える、漫画家の名アシスタントあっち。

 

上ノ大作さんとあっちが働いているのに、ちょっとブレイクタイム。しばし思考を緩める。

今日はあっちから本を貸してもらった!

「漂流書簡」と「哲学対話日記」。こちらも札幌で今スープカレー並に密かに浸透しつつある「GINE(ジン…magazineから来ている小冊子のこと)にあたるのでしょうか。

 

途中に東川下小の校長先生がアトリエにいらっしゃり、来週に行うワークショップの打ち合わせと、1日体験入学のみんなでご挨拶。上ノさんが今練っている土を使って、発表会の後に親子で焼き物の製作活動をするのだそうだ。

「いつでもきてくれて良いからね!」と優しく言ってくださった。

 

羊さん撮影。

上ノさんの作陶のヘラと板画。版画は今日の図画工作の授業に参加して子どもたちと一緒に作ったのだそう。色々な置き方で色々な模様になる。小さな正方形の板木の、無限の可能性。

 

上ノさんの菊ねり作業が終わり、小林マンガも完成して、ひと息ついてこの日の作業は終了。

 

本日のチームコバヤシ

小林麻美、木野羊、樋泉綾子、初沢ひかり、ISO      …… & 上ノ大作、小林亮太郎

本日の感想