10月に入り、いよいよ野焼きに向けて計画がスタート!
前回の訪問から少し間が開いてしまいましたが、その間にモルックは子ども達の間で大人気に。休み時間になると自主的に自分たちで上ノさん特製「モルックセット」で遊んでいるとのこと。

この日着くとすぐに中休みに入り、子ども達が自ら光の庭でモルックをしていました。初沢さんが早速モルックソングを披露!こどもたちも集まってきます。

しかし、今のところ光の庭でしかモルックができないのは残念。いまやっているメンバーも限られているようです。上ノさんが作ったモルックセットは3つ、せっかくなので多くの子らに遊んで欲しいと、校内でモルックコートになりそうな場所を探します・・・

そして、どこでもモルックができるセットを作ろうとアイディアが沸く上ノさん。

一旦腹ごしらえをしつつ、午後の野焼きの作戦を立てるのとモルックセット作りへ英気を養います。
午後一番はは粘土を提供してくれるかもしれないご近所の方へご挨拶に。しかし残念、粘土は難しいとのこと。その方が行う予定の子ども食堂の話や、駄菓子屋さんなども拝見することができました。素敵なご近所の方と小学校の繋がりを感じることができました。

学校へ戻ってからは、野焼きの会場探し。程よくスペースがあって、火を焚いても大丈夫そうな場所を探していきます・・・

第一候補はネット裏に決定!寒くても校舎内で一旦暖を取ることも可能だし、良いのではないかという話に。しかし作戦会議をしている上ノさんと校長・・・なんだか悪巧みをしている人みたい・・・全然怖くはないですよ!ご本人たちの明るいやさしい性格とは真逆になんだかオーラが・・・!

第二候補は兎小屋。草が伸び切って、使われなくなっているのは勿体無い、どうにかしたいと考えていた場所です。ただ、ここだと火から逃げる場所がないからどうかなぁ、と首を傾げる上ノさん。お隣の野菜を育てているビニールハウスで、待機も出来るし良さそうではありますが・・・
この日、もう一個、電気が壊れて使えない古い学校の周りの地図を取り外しました。最初に校内探検をした際にここで何かできないか?という上ノさんが考えていたことを「とりあえずやってみよう!」と。
壁に絵を描いてほしい〜という沼田校長からのリクエストなども飛びつつ・・・一体どうなるのでしょう?

さて、この日の最後はどこでもモルックができる道具・名付けて「どこでモルック」作り!
廃棄する予定の画版を使用します。画版にモルックのピンを置く場所と数字を描き、3.5mの紐を取り付けます。その反対側には投げるポジションを示す棒を繋げます。こういう時の上ノさん、ひたすら仕事が早い!さくさくと作業をしていきます。

画版に穴を開け・・・紐を結え・・・描いて・・・この日はニス塗りまで。
野焼きスケジュールを話し合いながら、「お皿みたいなのは作って欲しくないなあ、よくわからないものを作って欲しい。だってつまんないじゃん」と上ノさん。
面白さを追い求める上ノさん、最高です。
さてさて10月に入って2日目の活動は、朝早く上ノさんのお宅からスタート!


上ノさんのお宅はとってもワイルド・・・木に囲まれたお家。ここからアイディアが生まれたり、お手製モルックも作られたのかと思うとワクワク。そして、倉庫からたくさんの粘土を上ノさんの車へ運び入れます。

学校に着くと、子ども達が粘土運びを率先してお手伝い!みんな力があって驚かされます。そしてなんでも楽しそうに取り組む姿はすごい!モルックコートとは別の中庭に粘土を運び込んでいきます。水が止められ、使われなくなっていた中庭が粘土作りの拠点に。


上ノさん宅からもってきたシートをテントとして張って、見事な拠点が完成しました。これで雨が降っても粘土が濡れず、安心です。

お昼ご飯を食べたあとは、前回途中になっていた「どこでモルック」のつづき。上ノさん、手際よく紐を編んで完成!これで広い場所さえあれば誰でもどこでもモルックができます!

さて、いよいよ粘土作り。

ひたすら粘土となる塊を砕いて、細かくしていきます。粘土にする為にはまず砂よりも細かい粒子にする必要があるのだそう。砕いたらふるいにかけて、そのあと水を加えて粘土にしていきます。

しかし粘土がたくさん!砕くの大変だな〜と思っていたら、子ども達が興味津々。給食の片付けをしている最中から「やりた〜い!」「昼休みやりにいっていい〜?」と声をかけてくれました!強力な助っ人!

野焼きの日程や、制作の日程も決まってきて、いよいよ本格始動です!

