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【アーティストの創作活動支援プログラム・風間雄飛】活動紹介①

アーティストの創作活動支援プログラム、支援アーティストの活動が続々と始まっています!

 

10月3日、アーティストの一人・風間さんのプロジェクト「SURI-PRO」の活動日第2回目がありました。

「摺師として、様々な分野のアーティストの作品を版画作品に落とし込むことで、よりアーティストの作品の魅力を伝えつつ、版画の様々な側面を発信していく」という狙いのある活動です。

最初のコラボアーティストとして選ばれたのは映像、絵本作家・画家として活動されている小林大賀さん。

第1回目の打ち合わせ段階で、やる気が出たと言う小林さん。当初は風間さんが摺師として小林さんの作品を版画化する予定でしたが、小林さん自身で摺りたいと志願。今回はその為に技法のレクチャーと実際に版を作っていく作業をする日でした。

 

また今回、同じく支援アーティストとして採択された小松さん、札幌を拠点に活動されているイラストレーターの関根ちあみさん、そしてチームビルディング事業のメンバーとして活動している私・舟迫が参加してきました。
会場は現在風間さんが普段働いている場でもある札幌芸術の森・版画工房です。

当日は、まず前半に様々な版画技法(リトグラフ、シルクスクリーンなど)に関するレクチャーを受けました。各技法の特徴・工程を実際の作品を見ながら学び、版画表現の幅広さを実感しました。

また、版画工房内の豊富な機材に驚かされたりも!

後半は実践として、小林さんがご自身の作品制作・版作りに取り組まれ、私たち(小松さん・関根さん・舟迫)はリトグラフの体験をさせてもらいました。

リトグラフとは水と油の反発作用を利用した技法で、まず平らな版にクレヨンのような油性の画材で絵を描きます。その後、薬品を塗り…インクを作って乗せ…と一つ一つの工程を丁寧に風間さんにレクチャーを受けながら行っていきます。もはや風間さんの版画教室。

いよいよプリント、という時にも、各々「ノートにプリントしたい!」「私は本に・・・」などと創作意欲を募らせ、風間さんを戸惑わせてしまう我々。風間さん、普段はノートなどにはやらないとのことでしたが、快くサポートしてくださいました。これを通して、インクの扱いや版の圧力調整など、繊細な手作業を通して素材との対話を体感する貴重な機会となりました。やはり摺師、すごいです。

次回の活動は10月24日(金)を予定しています。

小林さんの素敵な絵の世界が版画にどう映し出されるのか・・・楽しみです!

 

【審査結果のお知らせ】アーティストの創作活動支援プログラム