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【おとどけアート】札幌市立本通小学校× 小林麻美 活動ブログ03

おとどけアート2025  本通小学校×小林麻美さん   ブログ

明るい「学校の七不思議」たより③

 

「あっち」ことアーティスト小林麻美さんの、おとどけアート3日目の活動模様は、青いお屋根作り作業の続き、そして…。

9月19日、本通小学校のおとどけアート3回目。

今日は、あっちにとって、ちょっと特別な日!?

なぜなら、去年の栄西小学校のおとどけアートの転校生「あきちゃん」こと秋元さなえさんが、遊びに来る日。

アトリエのハコが二人を繋ぐ

まずは、要らない紙、どのくらい入ってるかな。あきちゃん、見学初参加の木野羊さんと一緒に確認。前回作った青いお屋根と同じものを作る準備をしていると、あっちが一年生の教室呼ばれて行きました。

追いかけて行ってみると…。担任の杉山先生がにっこり。杉山先生は、以前、別の小学校在任中、おとどけアートを体験している先生で、転校初日から子どもたちと一緒にあっちのアトリエ(多目的室)を見学に来てくださったり、給食も一緒に入れてくださった。今日は2時間目と3時間目の図画工作の授業をあっちのアトリエで一緒にすることに。

今日の授業は、なんと、家で要らなくなった箱を使って作りたいものを作るというテーマ。

 

急いでアトリエに戻って、紙のパッチワークの続きを早速作っていく。一枚一枚、紙を吟味して貼りあわせて、大きな正方形を作る。中休みの後の2時間目の前に仮止めを終わらせるのが目標。

あきちゃん、羊さん、そしてレギュラーの初沢ひかりさんの到着で二枚目の紙のパッチワークがどんどん大きくなって行く。隣では、本日のスペシャルゲストとして見学にいらっしゃるご予定の、2011年の小助川裕康さんがおとどけアートに行かれた稲積小学校の校長先生…池田悦子先生を待ちながら、コーディネーター小林氏、あっちは作戦会議。

あきちゃんが撮ったあっち。

 

 

2時間目までの合間に、高学年の図画工作の版画を見せてもらう。

 

色彩豊かな作品たち

 

中休みになると、アトリエに子どもたちがやってきた。縦と横を丈夫になるようにテープを貼っていると、やってみたい子が続々と。

紙の屋根の、テープの上を慎重に歩く

 

同じだけど違う/違うけど同じ

一年生の図画工作の時間。みんな、自分の持ってきた箱で、「何か」作る。

自分の必要な道具だけ持って、家で集めた要らない空き箱を使って、さあ!何を作るんだろう?

たくさんの箱を使って幾つも作ったりする子、大きなひとつにした子、少ない箱でする子    素敵な作品が出来上がった。

 

給食までブレイクタイム。みんなでしばし思考を緩める。本と飲み物で気楽に休憩をとってもらうための時間。あっちから要望があったので、前回に続いて作詞家・歌手から精神分析医になった北山修さんの「「むなしさ」の味わい方」(岩波新書)「ハブられても生き残るための深層心理学」(岩波書店)、そして「遊牧民の建築術」(INAXギャラリー)、「あいだ」74号(『あいだ』の会、2001年)は、先日北方民族博物館を訪れたというあきちゃんに。今年の8月に新国立劇場で開催された、多和田葉子さんのオペラ「ナターシャ」のチラシ。「月刊 たくさんのふしぎ〜青い海をかけるカヌー マダガスカルのヴェズのくらし」(堀内孝文・写真、福音館)「昭和レトロ絵かき歌」などなど。

水分補給をしながら、授業の感想、色々話す。部屋の移動で忘れ物に困る子が何人かいて、一年生なのでクラスメイトの子が持っていこうとすると、先生の「自分で」の一声で、ぱたぱた走って取りに行く子。すぐに完成して、手持ち無沙汰になる子、作りたいものを思いついたけど、どうやって作れば良いのかわからなかったり、作る時の道具が揃わなくて中々完成させられない子。でも、ルールは「時間内」に「一人でやってみる」こと。

そんな時は、誰かと言葉のキャッチボール。なるべく手は借りずに耳を傾けて、自分でやってみて、考えてみる。与えられる時間が決まっているから、どうしても時間が余ったり、足りなくなる。得意なことや出来ることは、みんな違う。覚えておく力、思い描く力、記憶のキャパシティや手先の器用さ、好きなものも興味もそれぞれ違うから、何が出来るか、何をしたいか、いろいろ考えて何回も試してみよう。失敗しても、大丈夫。失敗も、見方によっては失敗ではないかも?

 

 

あきちゃんが撮ると、あきちゃんの目線。何気なく、そうなる不思議。

 

 

隙間時間どろぼう

昼ごはんを食べ終わる頃に、五年生のクラスからクロムブックで作った作品を見せてもらえることになり、急遽みんなで教室へ。昼休みが無いので、掃除時間を挟んですぐ午後の授業が始まる前に、見せてもらわないと。

ひかりさんの撮った三人。まっすぐ見つめる…。

 

みんなの上手な作品を鑑賞していると、近くにいた先生が、時間が足りない、休みが無い、と言った。あきちゃんも、「もっと居たいのに」と言いながら、用事があって、「ここまで」というギリギリまで居て、下校していった。誰かに盗まれたわけではないけれど、時間が足りない、どうしても隙間時間が取れない時は、溺れないように大きく深呼吸、息継ぎをお忘れなく。

 

午後は、ノマディックに、アトリエの場所が点々と変わって、二階の準備室だったり、三階の教室だったり。ようやく落ち着いた教室で、紙のパッチワークの仕上げと、すてきな言葉を集める小さなハコの準備、それからピアノの練習!?

隙間を探す羊さん

羊さんの青い空の絵

画家の羊さんは、ここに貼るのがしっくり来るという、色の隙間に文字の隙間に、そっと貼った。青虫と緑のコオロギと、しっくり。

 

みんなから「すきなことば」を募集

 

青い色が集まって、段々と青いお屋根に…。

隙間時間にひかりさんとピアノレッスン

「すきなことばあつめてます」コーナーができた!

さっそくみんなで考えて自分の「すき」な言葉を書いてみる。「ゆっくりいそぐ」と書いてポストへ。…しまった!裏紙集めの「ウラミカミサマポスト」(仮称)に入れてしまった! 大丈夫。集めたら、サイクルに乗って……

図工の時間に箱が余ったからあげる、ともらった箱は偶然青い筒箱。あっちが何かペンを入れるものがないかな〜と探していたので、プレゼント。青い筆立てに。中に青い色のペンを入れてポストの横に置かれた。あっちが、次回来る時には「すきなことば」を書くための青いペンを持って来ること、とチームのみんなに言った。字が書ける青だったらなんでもいいのかな…?

 

最後にポストと小林氏のおとどけアートの漫画 (勝手に「コバヤシマンガ」と呼ばせて貰っている)が設置されて、この日のおとどけアートは終了。

 

 

本日のチームコバヤシ

小林麻美、秋元さなえ、木野羊、小林亮太郎、初沢ひかり、ISO  …and  池田悦子先生

 

本日のかわらばん(感想)