チャイムが鳴って、5時間目。こちらは3年生の教室です。
段ボールで面白い形を作ったり、色を付けてみよう、という授業でコラボをすることになったのです。
志乃さんのアイディアで、まずはみんなに「想像の島」について考えてもらうことに。
これは、想像の島があったとしたら、どんな生き物や環境、食べ物、天気、風景があるのか?
と久野さんが想像を広げて制作したシリーズ作品で、
授業の冒頭でみんなにいくつか作品を紹介します。
久野志乃 『真夜中、音のない光』
久野志乃 『真冬の発見』
☆久野志乃さんの作品はこちらでご覧ください⇒ 公式HP http://shinohisano.com/works.html
そして、各グループごとに色々とアイディアを出し合ってみます。
いわゆる、ブレインストーミングですね。
人にもよりますが、アーティストの人達は「何を作るか」「その理由や意味」を見つけることに
作品制作の時間の多くを使っているように思います。
アイディアをしっかりと練り上げることで、作品に深みが出てくるみたいです。
子ども達も、一生懸命考えただけあって色々なアイディアが生まれていました。
とは言え、片付け含め90分ぐらいで完成させなきゃいけないスケジュールなので、
早速アイディアを段ボールで表現します。
ワイワイと活気があっていいですね。みんなもりもり制作しております。
これ、見てると面白くてグループごとに制作方法が違います。
みんなで有機的に動き、ちゃちゃと作品を作り上げるグループもあれば、
独創的なアイディアを持つ子がみんなを引っ張り、作品がまとまっていくスタイル、
ひとりひとりの意見がハッキリしており、各々が干渉せずに好きなモノを描くことに決めたグループ、
ちゃんと新聞紙を敷いてなかったので、床に色を塗ったグループなど、
多様性に満ち溢れていました。
こんな風にあっという間に授業は終わってしまうんですが、
毎回、投げかけたもの以上に、たくさんのことを子ども達から受け取っている我々大人たちです。
小学校にはほんと可能性が満ち溢れております。
つづきます。 コーディネーター小林