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【おとどけアート】札幌市立発寒東小学校×久野志乃 活動ブログ8

チャイムが鳴って、5時間目。こちらは3年生の教室です。

段ボールで面白い形を作ったり、色を付けてみよう、という授業でコラボをすることになったのです。

 

志乃さんのアイディアで、まずはみんなに「想像の島」について考えてもらうことに。

これは、想像の島があったとしたら、どんな生き物や環境、食べ物、天気、風景があるのか?

と久野さんが想像を広げて制作したシリーズ作品で、

授業の冒頭でみんなにいくつか作品を紹介します。

 

久野志乃 『真夜中、音のない光』

久野志乃 『真冬の発見』

☆久野志乃さんの作品はこちらでご覧ください⇒ 公式HP http://shinohisano.com/works.html

 

そして、各グループごとに色々とアイディアを出し合ってみます。

いわゆる、ブレインストーミングですね。

 

人にもよりますが、アーティストの人達は「何を作るか」「その理由や意味」を見つけることに

作品制作の時間の多くを使っているように思います。

アイディアをしっかりと練り上げることで、作品に深みが出てくるみたいです。

子ども達も、一生懸命考えただけあって色々なアイディアが生まれていました。

 

とは言え、片付け含め90分ぐらいで完成させなきゃいけないスケジュールなので、

早速アイディアを段ボールで表現します。

 

ワイワイと活気があっていいですね。みんなもりもり制作しております。

これ、見てると面白くてグループごとに制作方法が違います。

 

みんなで有機的に動き、ちゃちゃと作品を作り上げるグループもあれば、

 

独創的なアイディアを持つ子がみんなを引っ張り、作品がまとまっていくスタイル、

 

ひとりひとりの意見がハッキリしており、各々が干渉せずに好きなモノを描くことに決めたグループ、

 

ちゃんと新聞紙を敷いてなかったので、床に色を塗ったグループなど、

多様性に満ち溢れていました。

 

こんな風にあっという間に授業は終わってしまうんですが、

毎回、投げかけたもの以上に、たくさんのことを子ども達から受け取っている我々大人たちです。

小学校にはほんと可能性が満ち溢れております。

つづきます。 コーディネーター小林