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【おとどけアート】札幌市立手稲西小学校×千葉麻十佳 活動ブログ10

10月14日(木)の活動後半。

木枠を作り布を張りの工程の先には、

下地を塗る。

乾燥させる。

感光剤を塗る。

乾燥させる。

ビニールシートをかぶせる。

太陽光にあてる。

表面に塗った感光剤を洗い流す。

乾燥させる。

 

といった工程があります。(改めて書きだすと長い……!)

 

特に感光剤についてが特別、作業する場所の準備が大変と言えるでしょう。

それもそのはず、この感光剤というのは、

塗ったらすぐに光に反応して色が変わるものなので

明るい場所で作業ができません。

なので先生にそう言った場所がないか聞いてみると、、、

 

なんと、ありました。それも完璧な暗室が!!

聞けば一昔前は、写真の現像なんかは先生がここを使って行っていたそうで、

小学校はある程度年数が経っているところは、標準設備としてどこでもあるそうな。

し、知らなかった……!!!

 

色々な小学校に行っているつもりだったのですが、

理科準備室の中にあるので、気づかないわけですね。

改めて小学校にはなんでもあるなぁと驚かされます。

 

今ではただの物置として使われているそうなのですが、

ちゃんと赤いランプも点きますし、換気扇もあるしで

作業するには、申し分ありません!ありがたく使わせていただきます!

 

さて、今後の作業の懸念が一つ解消されたところで、

放課後は近くの星置川へ出かけましたよ。

現在通っている手稲西小学校は、かつて金鉱石の産出栄た手稲鉱山の麓にあるため、

学校内に「鉱山の部屋」と呼ばれる資料室があり、

子どもたちによる地域の学習でも取り上げられています。

 

しかし、千葉さん自身が小学生のときに通っていた小学校では、

さけ学習館が併設されていたこともあって、

「鮭」を取り上げて学習していたことが今でも記憶に残っているそうです。

地域によって学習内容が違うことにも今回おとどけアートの活動で

知った千葉さんは、「鮭」についても考えてみることになりました。

 

その後、鮭について調べている過程で、鮭の遡上ポイントとして、

手稲西小学校近くの星置川も有名は場所であることが発覚。

(さらに上流が手稲鉱山ということで、砂金が取れる可能性もゼロではないとのこと!)

例年ではこの時期に遡上した記録を頼りに、撮影を試みることに。

いくつか遡上の観察スポットをめぐり、河口付近にも行ってみましたが

残念ながら観測できず、この日の撮影は断念。

自然との勝負なので仕方ありませんね。。。

時期を見計らって再アタックを試みます。

 

この日は朝から作業に没頭した後、午後からはフィールドワークと

盛り沢山な1日となりました。

 

先のキャンバスの作業が遅れているため、

来週は2日連続での登校となります。

上手いこと天気が晴れてくれることを祈るばかりです。

 

 

(担当コーディネーター:杉本)