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【おとどけアート】札幌市立手稲西小学校×千葉麻十佳 活動ブログ7

9月30日(木)。

2週間ぶりの千葉さんの登校日です。

 

この日は登校すると早速、校長先生に図書室のとある本をご紹介いただきました。

そう!石の本です。

少し前に新刊として入ってきた本なのですが、

入ってきてすぐに借りられていった本で、

それがちょうど返ってきたとのこと。

 

「石はなにからできている?」

 

非常に興味深いタイトルですね。

火成岩の分類などが図で細かく載っていました。

やはり石好きにはたまらない一冊なのでしょうかね。

 

さて、この日新たに千葉さんが小学校に持ってきた石はこちら!

見た目が特徴的な石なのでわかりやすいかもしれませんね。

そう、黒曜石(こくようせき)になります。

それぞれ見た目は違いますが、同じものです。

黒曜石は日本の至る箇所で見つかるのですが、

産地としては北海道が一番のようで、

とりわけ十勝エリアで多く見つかることから

「十勝石(とかちいし)」とも呼ばれています。

 

写真上のが、千葉さんご自身で作った"矢尻"、

左側が、千葉さんが大きなレンズで太陽光を集めて溶かしたもの。

なんとこの石は溶かすと発泡したようで、白っぽいのがその泡だそうです。

石から泡が出るなんて不思議ですね。。。

新しい石を持ってきたら子どもたちと石の話で盛り上がります。

前回のヒューナーゴットに続き、ケースに入れておき、

休み時間に自由にみてもらえるようにします。

 

また、この日は千葉さんがいる日ということで、

子どもたちがたくさん来て賑やかでした。

千葉さんへの質問コーナーも人気です。

黒板もなかなか手狭になってきましたね。。。

 

ということで、千葉マンガは移動!

新しく備品として購入されたテーブルをお借りしたところ、

ちょうど良い角度に固定、子どもたちにもちょうど良い目線の高さ、と

恐ろしいくださいにぴったりはまりました。

 

また、この日から千葉さんは新しい作品作りをスタートしました。

その名も「サイアノタイプ」!

「青写真」「日光写真」と言ったほうが馴染みのある方がいらっしゃるかもしれませんが、

すでに仕掛けてある7色のキャンバスと同様に太陽光を当てて感光させるものです。

参考:青写真(wikipediayより)

 

この技法を用いて制作を行なっていくのですが、

まずはそのキャンバス作りから。

寸法や歪みがあるとこの後の作業に支障が出るため、

表情は真剣そのものです。

 

同じく制作に使うビニールシートの切り出し。

これも変なシワがつかないよう細心の注意を払いながら切っていきます。

 

 

プレイルームで今回から始まった千葉さんによる作業。

うまくできるかどうかはわからないけど、まずやってみるのが大事。

子どもたちにも千葉さんのその姿勢も見てもらえたら嬉しいですね。

 

 

(担当コーディネーター:杉本)