札幌市立北陽小学校×佐藤隆之
- おとどけアート
美術家(立体切り紙作家)の佐藤隆之さんが9月から12月にかけて1週間に1回のペースで学校に通い、北陽小学校を切り絵の森に変えてゆくというテーマで活動が行われました。カブトムシやトンボといった昆虫の切り紙を紹介、子ども達と共に作り完成した作品は窓や壁面に展示し小学校を切り絵の森に変えてゆきました。10月には「もみじ」や「イチョウ」といった植物を紙でつくり、それを廊下で撒き散らす「もみじ祭り」という遊びも生まれました。また、段ボール製のカエル作りや、クリスマス時期にはリースやトナカイ、ツリーの製作も行われました。最終日には「メリクリまつり」と称したおひろめ会が開かれ、全校生徒が参加しこれまでの活動をスライドで鑑賞したり、踊りやパフォーマンスが行われました。この活動を通じて、小学校の中に非日常を作り出し、様々な年代の子どもたちが集まる新たな交流の場を生み出しました。
参加アーティスト
佐藤隆之(Takayuki Sato)
音威子府村出身。2005年ごろから立体切り絵(ペーパースクラプチュア)やワイヤーアートを手がける。作品展、パフォーマンス、ワークショップ、養護学校などでの美術講師として活動。2007年に北海道庁主催・天皇皇后両陛下ご列席の「全国植樹祭」より招待参加。さっぽろアートステージ「500m美術館」、北海道文化財団企画展、六花亭「六花ファイル」、ホテルオークラ札幌、札幌芸術の森美術館、きのとやカフェでの作品展示。