こんにちは。AISプランニングの人材育成プログラムに参加している、シンガーソングライターのHIKARIです。
今年度サポーターとして参加したおとどけアートのレポートも、今回お伝えする北都小学校で最後となります。いつか子ども達と創作活動がしたいと思い参加しましたが、アーティストとしても関わらせていただけるとは思っていませんでした。
改めて、アーティストの皆様、AISプランニングの皆様に御礼申し上げます。そして東川下小学校、本通小学校、北都小学校の皆様、素敵な体験をたくさんさせていただき、本当にありがとうございました。それでは、最後のおとどけアートレポートへ、いってみましょう。
今回のアーティスト・黒田さんのおとどけアートは、「ただそこにいるだけ」という印象でした。
2週間の学校での活動期間中、卒業文集やアルバム、子供たちが「もしもしポスト」に投函したニュースから学校について調べたり、サポーターや先生方との会話、そして子ども達や先生方の様子を観察したりなど。学校内ではずっとリサーチをされていました。なので、子ども達は「何をしているのだろう?」と不思議に思っていたと思います。
黒田さん自身は聞き上手で、初対面の子ども達とも億劫なくお話しされていましたが、積極的に子ども達とコミュニケーションを取るよりも「“黒田ダイスケ”として、ただそこに居る」という、いい意味で子ども達との距離がある状態を保っていらっしゃる印象でした。だからこそ話しかけにいったり、興味を持った子がいたように思います。
作品も大々的に告知することはなく、ひっそりと展示されました。活動期間中、子ども達も我々サポーターも一度も作品の制作過程を見ていないので、“学校に作品が急に現れる”という怪奇現象が起こりました。でも、それがいいなと思いました。
うまく言えませんが、「あの大人は何だったんだろう」「何をしてたんだろう」「これって何だろう」という“わからなさ”と、子ども達とアーティストがお互いに“ただ存在しているだけの空気感”が、学校全体を包み込んでくれていました。言葉にしなくとも、それが子ども達や先生方に伝わって、「なんかこういうの、いいな」と思ってくれた。そんなおとどけアートでした。
ここからは私が今回のおとどけアートで作った「research」「もしもしポスト」、子ども達の前で演奏した「ちぢみえや」「瞳」について書いてみようと思います。
北都小学校での曲作りの始まりは、黒田さんのリクエストからでした。
登校初日、黒田さんがまず行ったのは、ロッカーいっぱいにしまわれた卒業文集やアルバムを引っ張り出し、もくもくと読むことでした。黒田さんはそれを「リサーチ」と呼び、かつ「リサーチとは調査であり、歴史を調べるとか仰々しいものでなくても、自分たちの身近にある」とおっしゃっていました。
例えばコナンが事件の真相を究明するのも調査、つまり「リサーチ」である、と。
そしてこれまでのおとどけアートで各学校にインスパイアされて曲を作ったことをお話したところ、黒田さんから「リサーチをテーマに曲を作ってほしい」というリクエストをいただきました。内側にある心情ではなく、外側の事象から制作していくプロセスが個人的に新鮮で、それを形にしてみたいと思ったので、制作を始めました。そして出来た曲が「research」です。
北都小学校のアルバムや卒業文集をめくるリズムから着想を得て曲ができました。とても短い曲ですが、今までとはちょっと違った雰囲気の曲が出来上がって嬉しかったです。
もう一曲の「もしもしポスト」は、編集者・黒田さんによる“ほくとにちにち新聞”から始まりました。
今回のおとどけアートでは、黒田さんが編集する新聞に、サポーターや見学者がそれぞれの得意を活かして寄稿する取り組みをしていました。(私は詩を書かせていただきました。)

よく見ると【情報求む!!!北都小学校に関する面白い話があったら黒田大スケに教えてください】と書いてあります。この「北都小学校に関する面白い話」を収集するために作られたのが「もしもしポスト」です。

用紙はこんな感じ。

この用紙に書かれている説明文がなんかいいな~と思ったのと、周知できるように微力ながら手伝えないかなと思い作った曲が「もしもしポスト」です。
MVの中には図工の授業で子供達が作った学校に作った作品が、一部ではありますが写っています。子供たちが創作活動をしている様子や作品を見ることができ、嬉しかったです。
続いては子ども達の前で演奏した既存曲「ちぢみえや」です。
この曲は本通小学校で作られた曲です。(詳しく知りたい方は下記記事の【チンドン屋とプラ板から生まれた「ちぢみえや」と寝そべり即興曲「おえかきや」】をご覧ください。)
シンガーソングライターから見たおとどけアート@本通小学校 – AISプランニング
この曲がなぜ記事に載っているかというと・・・
北都小学校で爆発的にヒットしたからです!!!!!
中休みの短い時間でたくさん音を浴びてほしかったので、短い曲を中心に歌おうと決めました。「ちぢみえや」は一分にも満たない曲なのでちょうどいいな~と思い歌い始めたところ、びっくりするくらいウケまして。「YouTubeありますか⁉」「TikTokは⁉」と、すごい勢いで質問されました(笑)
それ以降毎回リクエストされるし、一緒に「ちぢみえや~♩」って歌ったり踊ってくれるし。中には「西松屋~♩」と替え歌している子もいたし、最終日には歩いているだけで「『ちぢみえや』だ!」と言われました(笑)こんなに気に入ってくれるとは思わず、せっかくだからと楽譜にさせていただきました。

最後は北都小学校で初披露した新曲「瞳」についてです。
実はこの曲、登校初日に歌った時はまだ未完成で、一番だけ繰り返して歌っていました。動画も上がっていません。ですが、次来た時には「『瞳』やってください」とリクエストが来たのです。たった一回の演奏で曲を覚えていてくれたことが、とても嬉しかったです。そしてリクエストに応じて演奏をしていくうちに、煮詰まっていた最後の歌詞が完成し、動画を上げることができました。
私は、互いの好きなモノ・コトを聴き合いながら友達になることが多いです。なので、全然知らないジャンルの話を聴いていることが結構あります。でも楽しいんです。
なぜなら"好きなモノ・コト"を話している時の相手の瞳はあまりにも輝いていて、見ているとこちらまで元気になるから。
その気持ちは子ども達を見ていても感じました。
休み時間のフリースペースや体育館、音楽室やウッディールームなどで、ダンスしたり歌ったり、じっと音楽を聴いていたり。それぞれが素直に音を楽しむ姿は、私には輝いて見えました。
活動最終日は、前日に子ども達と約束したフリースペースと、一緒に給食を食べた六年生の教室で演奏しました。
フリースペースのライブでは筆箱やリコーダーケースにもサインを求められ、ちょっと恥ずかしかったですが、嬉しかったです。六年生の教室では、先生の計らいにより、掃除の時間もいただいて演奏させていただきました。



これは今年度参加したおとどけアートすべてにいえますが、「先生でもない自分がここに居て、音楽を聴いてもらい、みんなから元気をいただいている」って、改めてすごいことだし、この上なく幸せなことだなと思いました。
聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました。
最後に。
未来に進まれる皆様へ
曲を一つ送らせていただきます。
YouTubeで3/1(日)に公開いたしますので、
気になる方は待っていてください。
またどこかでお会いしましょう。では。
************************
この記事を書いているシンガーソングライターに興味を持った方へ。
私は自分のことを「シンガーソングライター」と説明するよりも、「これから音楽を軸に多方面に活躍しようとしている“表現者”」の方がしっくりきます。
歌を作ったり詩を書いたり、身体を使ったパフォーマンスをしたり。(ちなみに 直近だと3/15(日)の朗読劇に役者として出演します。舞台は永山邸です。)
歌って、綴って、動かして。
これからどうなるかわかりませんが、下記リンクのYouTubeや各SNSで活動を発信していきますので、少しでも気にかけていただけたら幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
いつか、どこかで、あなたとお会いできたら嬉しいです。