退学式前の活動最終日です。
前回から一週間ほど経ち・・・すっかり学校にも雪が積もっていました。

この日も断続的に雪が降ったり、吹雪いたり。


雪に包まれた元うさぎ小屋。
作品の展示も、水糸が雪でたゆんでいると聞いていたのですが、思いのほか状態は保たれていて、このまま常設されることになりそう、という話も出ていました。
雪の白の中に鮮やかな糸が映えて良いですね。季節によって、見方や雰囲気が変わるのも屋外展示の良いところ。
この日は、前回本通小学校の対応でツアーに参加できなかった磯田さん・初沢さんも参加。
うさぎ小屋含め、東川下小学校を一巡しました。

木野さんの掃除用具入れに、感心したり。
窓からの光を受ける絵を眺めたり。

改めて今回ご縁あって、上ノさんのサポートに入らせてもらった面々が、校長先生の提案や上ノさんの好意で「小さなおとどけアート」のような活動へと広がっていったのは、とても面白い流れに感じました。
計画通りというよりも、その場その場で判断し、流れに身を任せるような進み方。
自然発生的で、少し不確かで、でも確かに手応えのある時間だったように思います。
さてこの日、上ノさんは——。
この時間は生徒たちに使われていない裏口のほうから、「ブイーーーーン」という機械音が聞こえてきます。
電気窯の棚板をきれいにする、というミッションが始まっていました。

前年度の図工の授業などで、釉薬が付着してしまったであろう棚板。
以前から「削っておきたい」と話していた上ノさんが、有言実行でサンダーを手に取り、一枚一枚丁寧に削っていきます。


作業場には細かな粉が舞い、しっかりした装備なしでは長く居られない環境。
これは完全に上ノさんにしかできない作業。
その間、私たちは粘土作品の返却作業などを進めます。
また、初沢さんも今回のおとどけアートを通して作った楽曲の楽譜を音楽室などに設置されていました。


他の楽譜に自然に馴染んでいて、とても良い佇まいです。
この学校の中で、これからも歌い継がれていく楽曲になったら素敵だなと思いました。
そのほか、木野さんの作品に名前を設置したり、かくれ上ノさんの写真下に名前を追加、絵画のキャプションを作成したり・・・展示の最終調整も進めていきます。

削り終えた棚板には、上ノさんが補修材を塗布。
あとは乾くのを待つのみです。

(乾き待ち・・・)

この日は、棚板を乾かすところで終了。
残すは25日のみ。
沼田校長には「退学証明書(?!)」を作っていただく約束も交わし、次回はいよいよ最終登校日です!
余談。
この日の作業後には、上ノさんと校長先生、そして残ったメンバーで木野さんの展示を観に行く時間もありました。

壁一面に広がる作品の前で、それぞれが黙って見入ったり、木野さんに直接お話を伺ったり。
作品の前で手を拡げる上ノさん・・・似合いすぎです。

学校という場所を離れて作品を観て、作品について意見を交わし・・・それぞれの活動に関する話に発展したり。
今回のおとどけアートの時間を、少し引いた距離から振り返るようなひとときにもなりました。
活動の終わりが近づいていることを、静かに実感する時間でもあったように思います。