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【おとどけアート】札幌市立新川小学校×小助川裕康 活動ブログ特別編1

今年の1月から3月にかけて、札幌市立新川小学校で実施されたおとどけアート事業。

アーティストに庭師としても活躍されている小助川裕康さんをお招きし、真冬の花壇づくりに挑戦しました。

そのときの活動の様子は、過去のおとどけアートブログもしくはおとどけアートマンガをご覧ください!

2月中旬に花壇には、雪と土を使った円柱状の造形物ができ、作品名として「色」という漢字に草冠の部首をつけ"サイロ"と名付けました。

(撮影:Yuh Hirano)

土の部分には、子どもたちと一緒に花の種が入った土ダンゴが入っていて、暖かくなって雪が融けると、あとから様々な花が咲いてくるというもの。

ということで、年度を跨いで小学校にお邪魔させていただき、花壇の経過観察をし続けてきました。
早速、簡単に振り返っていきましょう!

 

【4月8日(金) 天気:晴れ】

雪解け後の初めての訪問。なかなか肌寒い気候が続き、4月でもまだ雪が残っていました。

"サイロ"が融ける際に土が花壇の外に飛び散ってしまうことも考えていましたが、

うまく収まってくれて一安心。早くもチューリップの葉がにょきにょきと土から顔を出していました。

 

【4月26日(火) 天気:くもり】

北海道ではようやく桜の開花シーズンを迎えはじめた頃でした。

満開時はかなり見応えがあると先生から伺っていたのですが、この日は2〜3分咲といったところだったでしょうか。花壇の様子は、周辺も含めだいぶ青々としてきました。チューリップたち間もなく開花といった様子です。

それにしても冬に土を掘り起こして、子どもたちとふるいにかけたりして雑草もだいぶ取り除いたつもりだったのですが、普通にめきめき生えてきていますね…!その力強さを思い知らされただただ感嘆です。

 

【5月10日(火) 天気:晴れ】

ゴールデンウィークが明け、すっかりチューリップのシーズン。

両脇の四角い花壇には、チューリップがたくさん咲いていましたが、

中央の花壇はおとなしめ。土ふるいの際に結構な球根を取り出したように

思うのですが、他の花の種も入れていたので、それらにも影響されたかもしれませんね。

チューリップに紛れて小さい白い花がひっそり咲いてもいました。

これからこういった花が咲いてくるんでしょうかね。

 

【6月10日(金) 天気:晴れ】

後ろの木々もなんだか夏っぽくなってきましたね。チューリップの姿がなくなり、白い花がわっさり生えてきていました。

アーティストの小助川さんに写真で報告してみると、この花は"アグロステンマ"ではないか、とのこと。さすがですね。じっくり見てみるとほかにも数種類の花たちがいました、個別の紹介はまた改めてご紹介したいと思います!

 

さて、今後は、子どもたちにも観察を手伝ってもらって、みんなで一冊の絵日記帳づくりに挑戦してみようと思います。

校内の一角にもおとどけアートのコーナーを設けさせてもらっています。次回の訪問時に絵日記がどれだけ集まっているか楽しみですね!(さいろ通信なるものも発行してみましたよ!)

夏、秋にかけて観察を続けていきます。どうぞのんびりお付き合いくださいね!

 

コーディネーター 杉本