さっぽろ天神山アートスタジオにおける アーティスト・イン・レジデンスResidence

この施設は、札幌市における公的なアーティスト・イン・レジデンス拠点です。広く文化芸術活動を支援するため、市内、道内で活動する方はもとより、国内外の多様な分野で創造的活動を行う方に対し「札幌市内での中長期的な滞在制作の機会」を低料金で提供しています。施設内には滞在スタジオが13室あり、滞在する方の自律的な活動をサポートする専門スタッフが常駐しています。専門スタッフは多岐にわたる制作活動やアーティスティック・リサーチ※1のコンサルティングのほか、地域やコミュニティへの関心を促し交流を生み出すコーディネートを行っています。

支援対象: 国内外を問わず多様な分野で創造的活動を行う 18 歳以上のアーティストや研究者など

  • 基本的な生活用品、工具、貸出用自転車、インターネット接続環境あり
  • コミュニケーション言語は主に日本語または英語
  • グループ、家族同伴滞在可能

※1 学術、デザインなどの異分野を扱う人とアーティストとの共同研究調査活動のこと、及びアーティストによる独自の調査研究手法のこと。

セルフファンディング・プログラム(通常利用)

滞在スタジオ使用料、移動交通費、滞在中の活動、生活に係る経費は、滞在する方の自己負担となりますが、滞在時期や期間(24時間~90日間)を自由に計画できるプログラムです。

  • 日本、北海道、札幌での制作とリサーチ活動の拠点を求めている方
  • いつもとは異なる環境、文化で制作活動に集中して取り組むための場所を求めている方
  • 同時期に滞在している他のアーティスト、地域やコミュニティとの交流を求めている方
  • サバティカル滞在(研究休暇)の場所を求めている方 札幌市内で開催される文化芸術事業に参加する方、合宿型プログラムでの活動場所を求めている方

札幌市内では一年を通じて多様な文化芸術事業が活発に開催されています。これらのプログラム、プロジェクトに招聘、参加する方の利用も積極的に受け入れており、同時期に滞在する方同士の交流が生まれています。

国際公募プログラム(自主事業)

冬季間(1月~3月) に約6週間の滞在制作を行い、終了時には成果発表を行うプログラムです。招聘アーティストは応募者の中から選考委員(国際的に活動するアーティスト、キュレーター)によって選ばれます。滞在スタジオの無償提供と滞在制作経費の一部を補助、応募期間は当該年度の秋頃、招聘人数は3名程度です。

ネットワーキング・プログラム(自主事業)

さっぽろ天神山アートスタジオと国内外の文化芸術機関の相互交流を目指して、独自の連携関係を構築するためのプログラムです。これまでにさまざまな国から1年間に3組程度の滞在制作を行う方の受け入れを行っています。