お知らせNews

【おとどけアート】札幌市立本通小学校× 小林麻美 活動ブログ01

おとどけアート2025  本通小学校✖️小林麻美さんブログ

明るい「学校の七不思議」たより1

 

まだまだ暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。

今年もまた、芸術の秋、おとどけアートの季節がやってまいりました。

9月5日金曜日。アーティスト・小林麻美さんの本通小学校への転校初日。本日は、先生方と子供達へのご挨拶。仮のアトリエとする居場所探し。そして、本通小学校の子どもたちと一緒にアートを作って行くためのヒント探し、です。

 

 

明るい謎の転校生あっちと、チームともだちコバヤシ

職員室の先生方にご挨拶、そして、多目的室へ。いつもは子どもたちの休み時間の遊びのスペースというここを、12月まで間借りする。

ピンポンパンポン…1時間目の前に、校内放送を知らせるチャイムが響く。「おはようございます…おはようございます…おはようございます」チャイムに続いて遠藤先生の声が、不思議な時間差でワンテンポ遅れてあちこちのスピーカーから聞こえる。やまびこのように輪唱のように、廊下の向こうへそのまた向こうへと響いて広がっていく。

誰もが緊張する「転校生」の挨拶。放送室から全校放送で子どもたちへ自己紹介。挨拶に立った小林校長先生、コーディネーター小林氏と「コバヤシ」が続いて小林麻美さんの緊張も少しほぐれる。「あっちと呼んでください」と自己紹介したので、以降は「あっち」で。

放送室にて

「青いお屋根」の謎。

早速、本日のチームコバヤシ6人で校内をあちこち散策。

 

体育館に校歌と一緒に掲揚されている「ぼくらの青い屋根」の詩に目がいく。あっちが転入前に見学に来た時から気になっているというこの詩には、どうやらメロディーもついているらしい。詩の背後には、青い屋根の学校らしき建物が描かれていた。作った人はどんな人で、どのような経緯で作ったのか。

体育館の青い屋根の詩

 

最初に案内された図書室にも「青いお屋根文庫」という名前がついている。この詩とも関連があるのだろうか。

青いお屋根文庫

 

アトリエで、ブレイクタイム。しばし思考をゆるませる。居心地の良さから、子どもの頃よく出入りしていたのが畳と囲炉裏のあった用務員室だった。と、あっち。それぞれの幼少期の居場所は、大人になった時の興味関心に通じていそうだ。

レギュラーゲストの初沢ひかりさんが、教室の開けた明るいところより、少し暗い狭い場所が落ち着いた、と子ども時代のことを振り返る。教室に居づらい時の、子どもたちがほっと息をついて休める場所は、学校によりけりとは言え、少ない。開けたところは敵に見つかりやすいので、隠れたくなるのが動物の本能だが。おそらく人目の少ない場所は、管理が難しい場所だから。

初沢さんの歌とあっちのアシスタントでマンガが捗る小林氏

 

あっちが、さっそく休み時間に歩いている子どもたちと友達になった。青い屋根のことも、五年生の子たちが知っていた。今の校舎は新校舎で、旧校舎の屋根が青かったから今でもそのまま歌っているのだ…とのこと。それから子どもたちから要らない紙を貰う。なんでも良いよ〜と、あっちがいうと、裏紙や自由帳から絵を描いていたのを何枚かくれた。職員室の不要紙や用務員室を訪ねて、ゴミ収集に出される寸前の塵紙と段ボールを、塵芥室からもらって来た。皆でペタペタ紙を貼って行くと、あっという間にポストができた。

各階の光が溢れる廊下の端に「青いお屋根」を作るための紙、このポストに入れてもらおう…ということで、階段前のホールにあっちの作品と共にポストを設けて、帰り際の子どもたちに、このポストになんでも良いので要らなくなった紙を入れて欲しいとお願いした。

下校前の一年生と

子どもたちはすぐにランドセルを開けてノートやらテストの答えの用紙(百点だから要らないそうだ)、何かの印刷物に絵を描いた裏紙、宣伝に渡されたチラシを、ポストの口に差し込んで帰って行く。あっという間にいっぱいになった。

中庭の前の小さなギャラリースペース

 

大人側が、良かれと思って、そして苦労して作ったものだけど、たった一枚の紙も塵も積もれば…背中のランドセルが米袋よりも重くなる。紙は木からできているのだから当然と言えば当然なのだが、二宮金次郎よろしく令和の子どもたちの背中には薪の代わりにぎっしりと紙が詰まったランドセル。中学生になれば、資料や道具も増えて15キロ以上にもなる。毎日通学に片道徒歩で15分から30分。なんと、大いなる期待を背負っているんでしょう!

あっちに「イソちゃん、何かポストに名前をつけて」と言われたので「ウラミガミポスト」にしようかとおもう。裏紙と裏見紙…うらみ神。裏紙にはなったけど、捨てられるかもという不安から生まれた紙の守り神…妖怪? 採用されたら、来週、ポストの横に名前がついているはず…?

さて、あっちのポスト…投げた小石で、みんなの心の海にどんな波紋が生まれるのでしょうか…。次回も楽しみだ。ISO(コーディネーター育成)

本日のチームコバヤシ:     小林麻美、小林亮太郎、杉本直貴、八重樫日菜、初沢ひかり、ISO

本日の感想

 


☆この活動は赤い羽根共同募金の助成金を受けて活動しています☆