札幌市立もみじの丘小学校×松田朕佳
- おとどけアート
アーテイストの松田朕佳さんが、約3週間小学校に通い「小学生になる(近づく)」ことを根底のテーマとした創作活動を行いました。活動は、主に子ども達や先生方と休み時間や、授業時間を共に過ごす中での対話から始まりました。その活動の中で発見したテーマを基に、子ども達や先生方の体のシルエットから数十体の「うちゅう人」を制作、そのうちゅう人たちがパレー卜を行う「うちゅう人のまえならえ」というパフォーマンスを行いました。また、アトリエとして使用した空き教室を、隣の3年1組を模倣したしつらえに変化させ、うちゅう人たちが過ごす「コピー3年1組」という架空の教室を生み出し、お披露目をしました。
参加アーティスト
松田 朕佳(Chika Matsuda / アーティスト)
1983年生まれ。長野県信濃町在住。高校卒業後、ニュージーランドに渡りNelson Marlborough Institute of Technology 語学コースを専攻。2年目からヴィジュアルアートコースに転専攻しコンテンポラリー・アートに出会う。2006年にBachelor of Artを取得後、担当教員の卒業校であるアリゾナ大学大学院に推薦を受け渡米。彫刻科に在籍し2010年にMaster of Fine Artsを修了し日本に一度帰国するが、その後もアメリカ、ヨーロッパのアーティスト・イン・レジデンスで制作、発表を続ける。2015年、エンジニアを含む異業種からなるユニット「耳のないマウス」を結成し、2017年にはユニットとしての作品で「清流の国ぎふ芸術祭Art Award IN THE CUBE」にて審査員賞を受賞。個人では、2018年4月にトーキョーアーツアンドスペース二国間交流事業プログラムでカナダ・モントリオールにあるアートセンターCentre CLARKに3ヶ月間招聘される。 「彫刻とは空間(物理的、意識的な)への働きかけである」を念頭に置き、主に立体作品を制作。作品を介して世界に普段とは異なる解釈を与え、日常を問い直す作業をしている。 https://www.chikamatsuda.com