
札幌市立資生館小学校×アサダワタル
- おとどけアート
日常編集家のアサダワタルさんが資生館小学校を訪れ、子どもたちと共に「音楽」をテーマに創作活動を行いました。子ども達が「どうしても忘れられない思い出の歌」や「いまの自分たちと同じ年頃に聴いていた大好きな歌」について、先生や職員さん、お父さんやお母さんといった日常生活の中で身近にいる大人たちに取材を行うことから活動が始まりました。その中からセレクトされた曲のエピソードや取材をもとにした文章、CDジャケット写真、その時代のニュース写真や児童たちのイラストが活動のアトリエである「歌と記憶のファクトリー」の中に展示されてゆきました。最終日には子どもたちが撮影した先生へのインタビューの様子や、その中で出てきた歌をカラオケで歌いレコーディングした音声を編集、映像にし、子ども達の生歌を交えて体験してもらう場が生まれました。子どもたちがいつまでも「音楽を“友達”にして生きていく人生」を過ごし、幸せになってほしいという願いからこの活動が行われました。
参加アーティスト
アサダワタル(Wataru Asada)
文筆と音楽とプロジェクトを手段に、価値観の異なるコミュニティ同士の関係をリミックス。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるりプロデュースレーベルよりデビュー。2003年以降、ソロやユニットで活動し、教育・福祉現場における表現ワークショップの実施。著書に『住み開き家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)など。2013年、ドラムを担当するSjQ++にて「Prix Ars Electronica 2013」受賞。<http://kotoami.org>