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【チームビルディング】第4回チームビルディング合同会議

2025(令和7)年度札幌市文化芸術創造活動支援事業の助成を受けて、一般社団法人AISプランニングが実施する「アーティストの創作活動を支援するためのチームビルディング事業」の第3回合同会議を行いました。この会議はアーティストの創作活動支援プログラムに採択されたアーティスト4名(支援アーティスト)と創作活動支援人材育成プログラムに登録したメンバー(人材育成メンバー)が協力して実践的な活動を行うための作戦会議です。

  • 4回チームビルディング合同会議

日時:2026117日(土) 1530-1800

会場:コミュニティカフェこみか

https://www.instagram.com/cafe_comica/

参加者:12名(オンライン参加含む:支援アーティスト、人材育成メンバー、AISスタッフ)

 ※当事業は令和7年度札幌市文化芸術創造活動支援事業の助成を受けて実施しています。

https://www.city.sapporo.jp/shimin/bunka/entaku/souzoukatsudou_2025.html

 

 1.支援アーティストの活動報告

  • 【審査結果のお知らせ】アーティストの創作活動支援プログラム

https://ais-p.jp/news/2025/09/12/artist/

 

1-1.風間 雄飛/Yuhi Kazama

https://www.instagram.com/yuhi.kazama/

https://yuhikazama.tumblr.com/

・「SURI-PRO」の途中経過

SURI-PRO」とは、「刷り師として、様々な分野のアーティストの作品を版画作品に落とし込むことで、よりアーティストの作品の魅力を伝えつつ、版画の様々な側面を発信していく」という狙いのある活動です。現在二人のアーティストと協働しています。

小林大賀さん:順調に進み、5刷りの4刷り目(黄)に取り掛かろうとしているところ。大賀さんはシルクスクリーン経験者なので、今回のリトグラフ制作にもその経験が生かされている。風間さんは刷り上がりの見極めや修正などのサポートをしています。2/6に黒を刷って完成する予定で、チームビルディング事業関係者を招待して、公開制作する予定。

刷っている大賀さん

刷りの作業は労働作業である

 

桑迫伽奈さん:実験段階は大変だったけれど、ほぼ成功しそうなところまできました。桑迫さんは銅版画経験者なので、刷り作業に関しては問題なく進んでいきます。写真製版(4色分解)での刷りは、元の写真とはだいぶイメージが変わりますが、それも面白くていいなと思っているとのこと。2/6公開制作は、制作の途中経過を見てもらうことになる予定。

 

・チームビルディング事業以外の活動

藤沢レオさんに招聘され、札幌市立大学での学生向けシルクスクリーン講習に行きました。機材関係が充実していますが、ほぼ使われていない様子。学生は使い方を学び真剣に制作していました。

 

・今後の予定

「本気で文化を楽しむ人の夜会」(通称:夜会)にゲスト出演

122日(木)19:0021:00 @SappoLodge(札幌市中央区南51丁目1-4

参加費¥4500(シェフ宴会料理とサッポロ生クラシック飲み放題2h付)

https://sappolodge.com/

「夜会」とは、支援アーティスト審査員のおひとりである奈良亘氏が運営するゲストハウスで、毎月第2と第4の木曜日19:0021:00に定期開催されているイベント。北海道のアート・歴史・自然の3つのテーマを順に、それらを取り巻く文化をリスペクトし、楽しみ、学ぶことで、北海道の魅力を再発見する。「夜会」を北海道の文化を楽しむ人のハブとし、様々なバックグランウンドを持つ人達の分野を越えた異業種交流の場を作る。飲みながら食べながらスタイル。

 

1-2. 桑迫 伽奈/Kana Kuwasako

https://kanakuwasako.com

https://www.instagram.com/kanakuwasako/

 ・レジデンス見学(自分の制作に直結しない活動)

同じく支援アーティストである小松さんがレジデンス滞在している上士幌へ、コーディネーターと人材育成メンバーと一緒に行きました。積雪し凍った路面を、道外者の小松さんの方がスタスタと歩いていくのでびっくりした。小松さんはとにかく歩く!とのこと。

そして、夕食はスーパーで購入した1/4サイズのオレンジ白菜を土鍋でミルフィーユ鍋、ジンギスカンのタレ炒め、焼きうどん。オレンジ白菜はめっちゃ甘くて最高に美味しかったとのこと。他にもとろろ、長芋のソテー、サーモンマリネと大根のサラダと、豪華な夕食だったそうです。滞在したレジデンス施設には調味料やドレッシングなどが豊富に保管(過去の滞在者の寄付)されていたようで、楽しく自炊していた様子がうかがえます。

レジデンスの基本は食べること…かもしれない

 

・「SURI-PRO」途中経過

写真製版は、学生の頃は危険な薬剤を使っていたが、それらを醬油(これだけは学生の頃から使用していた)、酢、漂白剤、塩など身近なものを使って製版作業ができることが目から鱗だったと。原画は写真とドローイングの2種類を試しています。

①写真原画の製版は12月で完了し、刷りの作業に入る。

②ドローイングを原画にした作品は、線が細すぎたのか刷りの仕上がりに納得できなかったので、製版からやり直した。

ディープエッジング(腐食を深くさせる)技法は、インクのにじみや予想できない仕上がりが面白い。版画でしかできない表現をいろいろと試してみて、自分ではコントロールできないところを面白がって作品にしていきたいとのこと。

 

1-3. 川崎乃佳/ Nonoka Kawasaki

https://www.instagram.com/kawasaki.nonoka

 ・カナダで展示会開催

カナダ西海岸レイクカウチン(伊達市大滝区と姉妹都市)のLake Cowichan Municipal office(市役所)にて、作品を展示してきました。期間は20251222日~1230日。

渡航費滞在費用などを捻出するために、初のクラウドファンディングにも挑戦し、265,000円(支援者39人)のご支援を頂いたとのこと。展示会の様子などはクラウドファンディングのページでご覧いただけます。

  • クラウドファンディング「【北海道発】カナダで届ける動物たちのまなざし国際交流展」

https://camp-fire.jp/projects/907128/view#menu

現地の新聞の1面で紹介されました

 

期間中に書いたエルク(ヘラジカ)の絵は、レイクカウチンの受付カウンターに感謝の気持ちとともにお渡しし、現在も飾っていただいているそうです。(詳細は上記のクラウドファンディングで報告あり)

会期中はポストカードの無料配布も行い、前回の合同会議でアドバイスのあったInstagramQRコードも印刷。そのお陰かフォロワーも増えましたが、ここからお仕事の依頼がどれくらいあるかは未知数なので、これからもがんばりますとのこと。

 

・作品展示中(1/17現在)

ちょこっとおむずびこころ@函館市

なんたり(レストラン)@札幌市

Ichiseko RocOn(六根)@ニセコ町

 

・今後の活動予定

今年(2026年)は、札幌マルシェ系出展などを計画中。引き続きペット絵画やコミッション受注。2027年には、札幌で大きめの展示会を考えて、その展示に関する費用について、人材育成メンバーから助成金などの情報提供あったので、そちらも含めて準備を進めていきますとのこと。

そして、2027年にカナダ移住の予定。将来バンクーバー美術館で展示する夢に向かって、進んでいます。

 

1-4. 小松菜々子/Nanako Komatsu

https://www.komatsu-nanako.com/

 ・チームビルディング事業以外の活動:上士幌レジデンス(10日間ほど)

十勝は驚くほど平たい印象。来年のプロジェクトの下準備のようなレジデンス滞在を。生活史の聞き取りでは、鉄道に関する知識の豊富な郷土研究者、手芸クラブでは地域のマダムたちにお話を聞きました。地元の方と一緒に町内を歩きたかったのですが、高齢者が多い地域なので積雪したため断念。来年以降で、地域の方と一緒に歩いて、地域マップを作りたいと思っているとのこと。

 

・自身のルーツを探る旅

苫小牧にある親戚の家を訪ねました。祖父の子どもの頃の写真を見せてもらったりしました。祖父は、月寒高校で先生をしていたことを初めて知ることができたそうです。

 

・中間報告について

天神山での展覧会(1/181/25)、OPEN STUDIOでのパフォーマンス(1/25)を行います。展覧会のタイトルの「スパコイノイノーチ」はロシア語です。第2次世界大戦後、祖父はソビエトでの抑留経験が3年ほどあり、ソビエトの言葉(ロシア語)を覚えていました。「スパコイノイノーチ:Спокойной ночи」は、おやすみなさいという意味で、祖父との思い出の言葉とのこと。

草木染ワークショップも開催予定しているのですが、冬は雪に埋もれた枝ぐらいしかないので、大体茶色に染まってしまうので色的に少し寂しい感じになってしまうだろうとのこと。

  • 1/18~1/25 Exhibition_小松菜々子/Komatsu,Nanako_スパコイノイノーチ

https://tenjinyamastudio.jp/event/ex2601

  • 1/25OPEN STUDIO vol.07  2026年の始まり編

https://tenjinyamastudio.jp/event/open-studio-vol-07

 

質疑応答(というほど堅苦しくないおしゃべりの時間)では、コーディネーター&人材育成メンバーから、天神山公園に山ぶどうがなっているところがあるという情報がありました。2024年開催の宮本一行氏の「アクティブ・サウンドウォーク」で見つけたものです。

  • 【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業/ 宮本一行】第二回 アクティブ・サウンドウォーク札幌

https://ais-p.jp/news/2025/01/28/miyamoto02/

他にも小松さんからの、草木染をした布地をミシンで縫い合わせる作業やパフォーマンスも手伝って欲しいというお誘い?お願い?に、人材育成メンバーから数名が参加することになりました。

こういった協力関係も、約半年間のチームビルディング事業の成果のひとつだと思いました。

「スパコイノイノーチ」

山ぶどうで染められた布も展示されています

 

 

2.チームビルディングとは何なのか?

アーティスト同士の交流や、支援アーティスト人材育成メンバーとの協働は行われてきましたが、改めて「チームビルディングとはなにか?」についての意見交換の時間を持ちました。

AISプランニングの小林から、前年度事業から今年度事業への改善点や「チームビルディング」というアーティストとの関りかたについて、それぞれの理想のカタチを探りたいと考えていることなどの共有がありました。主に会場で参加していた人材育成メンバーそれぞれの「どうしてこの事業に関わり続けているのか?」などを共有し合いました。コミュニティのあり方や、その中から生まれるチームについて、有意義な意見交換会となりました。チームビルディング事業は残り2か月となりましたが、それぞれにこれまでの活動を振り返りつつ、これからの活動を考える時間になったと思います。

 

3.合同報告会のお知らせ

AISプランニングの「チームビルディング事業」の報告会(午前)と、創造活動支援5団体合同報告会(午後)を、同日開催します。2部形式となり、入退出は自由ですので、気になる部分だけでもぜひご参加ください。

 

【合同報告会】

2026223日(月・祝日)

【第1部】 10:00開場

10:3012:30 AISプランニング活動報告

・支援アーティスト活動報告:どんな活動をしたのかを報告

・人材育成メンバー活動報告:それぞれがチームビルディングというアーティストとの関係性で、どんな支援活動をしたのかなどを報告予定

 

【休憩】12:30~13:30

 

【第2部】 1330開場

14:0016:00 創造活動支援5団体合同報告会

・各団体の活動報告

・芸術文化を支えるつながりを軸にした各団体とのクロストーク

 予約不要、参加費無料

会場:札幌市資料館 2階研修室 https://www.s-shiryokan.jp/

主催・お問い合わせ:AISプランニング

https://ais-p.jp/

2024年度の報告会もこちらで開催しました