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【アーティストの創作活動支援プログラム・桑迫伽奈】活動紹介①

一度足を止めて、新たなチャレンジをしようとしている桑迫加奈さんの支援活動を、人材育成メンバーの成田からご報告します。

https://kanakuwasako.com

 

・【審査結果のお知らせ】アーティストの創作活動支援プログラム

https://ais-p.jp/news/2025/09/12/artist/

 

この企画は、第2回合同会議後のランチ交流会@カフェ・ド・マデルで、突発的に決まりました。

カフェ・ド・マデル (個人的)定番の豚汁定食

 

・第2回チームビルディング合同会議

https://ais-p.jp/news/2025/11/03/godo02/

 

桑迫さんは個人懇談(活動の聞き取り)で、今までは制作に追われるように動いていたので、作品制作に直結しない旅などもしてみたいなぁとつぶやいていました。その時に人材育成メンバー(実は、私)から「ビーチコーミング」の提案はあったのですが、面白そうですねで流れていました。それが、このランチ交流会で再燃しました。桑迫さん曰く、コーディネーター委託事業がほぼ完了し、少し気持ちに余裕ができたからかもとのこと。その場で日時とあらかたの行先(望来の浜)を確認し、その場に居た人材育成メンバーも同行することで企画が確定しました(その後、同行者の変更がありましたが)。同行者は桑迫さんと、人材育成メンバーのふなばさん、初沢さん、私の4人です。

コーディネーター見習いの私が、あらかじめグーグルマップで駐車場らしき場所と浜の位置関係を確認し、同行者に共有。10月末の浜は寒いので、防寒対策の呼びかけと冷えた体を温める温泉やランチのお店も提案(ただし、当日の状況で臨機応変に行動することも)。望来の浜では、瑪瑙やシーグラスが漂着することもあるそうで、期待が膨らみます。そして、あっという間に当日を迎えました。本日は作品制作のための活動ではないのですが、同行者が作品にするのは自由ということを確認して、ビーチコーミングの小旅行がスタートしました。

前日の夜は激しい雨。当日も雨が降ったり止んだり、晴れたり曇ったりを繰り返す不安定な天候でした。でも、そのお陰で何度も虹を観ることができる、とてもラッキーな日でした。

1目的の浜は、満潮時で浜が極端に少なく波も高いため、急遽他の浜に移動することにしました。その途中で、鯉江良二氏の「SORA NI IDO O HORU(空に井戸を掘る)」を観に厚田区望来コミュニティセンターに立ち寄りました。実は私、この作品を制作していた時に、旧厚田村交流センター・みなくるにあった陶芸教室に通っていたので、邪魔にならないように制作過程を遠くから視ていました。高さが10mもあるこの作品を、どうやって作って立てたのか説明したり、その後作品が厳しい風雪に晒され途中で折れたらしいので、修復の跡を確認したりと、しばしの鑑賞タイム。旅は寄り道も楽しい。

その後、地元の方に聞いた小さな浜にたどり着き、完全防寒のビーチコーミングを開始しました。

1時間程浜で過ごし、近くの人気のピザ屋さんでランチを。予約なしでは入れないこともあるらしいのですが、冬季休業前の荒天の平日だったからか、待たずに入店できました。そして、ピザをシェアしながらのランチタイムは、本日の成果を含めあれこれとおしゃべりが止まらない・止まらない()

おしゃべりする中で、作品を作るということはアウトプットすることに近い行為で、そのための自分の中の引き出しが空になることに「気が付かないこと」が怖いという話もありました(当然、そうならないように心がけているとのこと)。直接作品に反映しなくても、色々なものを観て感じて、自分の中にストックしておくということも大事なことなのだと思いました。この小旅行はリサーチ未満ではありますが、アーティストはこんな小さな試みを重ねて作品に反映させているのかもしれません。

虹を眺める桑迫さん

 

後日談。私たちのビーチコーミング翌日は、石狩方面に雷、強風、波浪注意報が出たし、札幌市内の平野部も吹雪いたので、ギリギリの日程で実行できたみたいです。そして、次回計画する時は、満潮干潮時間と波の高さも確認しようと思いました。

 

人材育成メンバー:成田真由美