パフォーミングアーツの分野で活動を行っているきたまりさん。
我々も正直、そんなに詳しくない分野という事もあってまずはミーティングで色々と話を聞かせてもらいます。
彼女は古代ギリシアの喜劇作家アリストパネスによる戯曲『女の平和』をモチーフにした作品を制作する予定。その為に、アリストパネスの勉強会をしたり、感度のいい?10代の子達と一緒にワークショップを行いたいとの事。ただ、テーマとしてはフェミニズムやジェンダー問題、戦争に関するセンシティブな内容に触れることから、どのような実施の在り方がいいのか?どのように進めるべきか?という部分について話しをしてみました。
それを踏まえて、とりあえず手当たり次第?というか、できるところから知識を少しずつ蓄積するために様々な本を読んでみるきたまりさん。
結構な量です。
その他にもギリシア劇の勉強会にも参加して見たり。
当初、思っていた以上のテーマの奥深さに気付きます。特に「民主主義」の在り方については正面から向き合わなければならない、と感じたようです。
きたまりさんが個人で色々と動いている間も、我々のコーディネートとしては定期的なミーティングを行いながら、彼女の活動ペースに寄り添います。
アーティストのコーディネート、特に伴走支援について重要なのは、まずアーティストの活動スピードを理解しそのペースに合わせてサポートを行う事だと思います。
最初から、コーディネーターのペースで走らせる、という事はしません。
何度かコミュニケーションをとり合う中で、アーティストの活動ペースが見えてきたあたりで、少しずつペースを変える提案をしてみます。
こちらはフリースクール札幌自由が丘学園の新藤先生。きたまりさんとお邪魔して、授業の中で子ども達とちょっとしたワークショップができないかを探ります。子ども達も関わることなので、色々と情報共有を行いながら接点を探ります。こんな感じで、じわじわと時間をかけて創作活動をおこなっているきたまりさん。
無事にワークショップは実施できるのでしょうか?
続きます
コーディネーター小林