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【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その4

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その3

これまで何度か活動について話してきた中で、

ワークショップ実施の目的は色々な人に死生観についての話を聞くことだから、展示会場のみを想定するのではなく、もっと日常的な環境の中で実施できないかを考えてみたたどうかな?という流れもあり、一旦テーマから離れて来田さんの普段の生活についてや趣味について聞いてみたところ、パン作りが好きという話が出てきました。それは面白い。

実際、自分か参加する側だった場合に、「死生観」のワークショップには行かないけれど、「パン作り」のワークショップであれば参加する可能性は高い。そしてその中で世間話をしている際に、「死生観」について聞かれたら、色々と話したりするんじゃないだろうかと、そんな話をしていたんですが、よくよく聞いてみると既に彼女自身友達と一緒に「パンの活動」をしているとのこと。なんと。

 

それがこちら。

「みやくるパン」と題して定期的に行っているイベントなんですが、すごい人の群れ、行列ができてますよ。ならば、ゼロから人を集めるやり方だけでなく、この仕組みを使って来てくれる人たちに色々と聞いてみては?という提案をしてみたところ、早速こんな感じの活動を実施。

 

 

「菓子屋くるんと」というタイトルで、「遠い遠い星へ行く時、あなたなら何を持って行きますか?」というテーマでチーズケーキを無料配布する代わりに19~24歳の男女の学生にお話を聞いて見たようです。このテーマを投げかけて、「宇宙旅行」をイメージする人は暇つぶしや何か記録できるものを持って行き、「あの世」をイメージする人は思い出やコミュニケーションの道具を持って行く傾向があったとの事。ついでに「棺桶にも同じものを入れたいか?」という質問を投げかけたところ、後者のグループは同様の回答があったようで、遠回しではあるものの「死生観」について尋ねることが出来たようです。まずは、色々やってみないと分からないですからね。いいことです。

 

そして、12月に控える展示についても着々と準備を進めており、イベント内でも広報をしっかり行っていたようです。

次回のブログでは展示の様子をご紹介。

 

続きます

コーディネーター小林

 

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業/ 支援アーティスト紹介】来田玲子