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【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その3

前回、前々回とミーティングを重ねることで、来田さんのやりたい活動がより具体的に見えてきた、我々コーディネーター陣。

 

※これまでのミーティング内容についてはこちら↓

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その1

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その2

 

そして今回も引き続き、活動について話しをします。

なんか、話してばっかりじゃないか?と思われそうなので少し説明すると、活動支援といっても色々と支援の幅がありまして、多分すぐに思いつくのが、

 

・作品制作をする(何か作っているのが見える状態)

この部分を手伝う事だと思うんですが、その前の所

・どんな作品にするかを考える(頭の中で色々と考えている状態)

これも制作活動の過程で、実はここに結構時間がかかっていたりします。

ついでに、作品が出来上がってからも、

・作品を展示する・発表する(出来上がったものを見せる為の活動)

といった段階もあるわけで、我々が行う創造活動支援事業としてはこのどれもが支援対象になるわけです。

 

なので現状は何か形にする前の段階で、ミーティングで情報共有(現状把握)⇒来田さん考える⇒ミーティングで提案⇒また考える、ということを繰り返しながら、具体的な活動を探っている状態です。

そして今回、12月に予定している展示の中でやってみたい、というワークショップの提案をしてもらいました。

 

例/提案してくれたワークショップその①

その②

 

画面左側に見切れているのが、来田さんの展示のパートナーである加藤さん。上記のワークショップ例を書いてくれているのが彼女で、ミーティングにも参加してもらい色々と意見を出し合います。

ワークショップの企画&実施の際に注意したいのが、内容ややり方について色々考えると楽しくなってきて、そうする内にこだわりが出てきて、気付いたら結構な熱量や時間を費やすことになって、ワークショップ当日に色々な人が参加してくれて、その反応を見たりすると、いい感じの満足感を得られるのですが、改めてそのワークショップを俯瞰で捉えなおした時に、本来の活動の意義から離れてしまっているという事が良くあります。巷でよく聞く、手段の目的化ってやつですね。

これは我々自身がこれまで様々な失敗/経験を積む中で学んできた事なので、アドバイスとして伝えておりますが、アーティストとしては実際にやってみたいという気持ちもあったり、やって失敗したとしてもそれはネガティブなものではなく次につながる活動になる可能性はあるので、後は来田さん次第だよ、って感じの話し合いになりました。

あくまで伴走支援なので、アーティストが自走する、というのが前提ですからね。

そんな感じで今回のミーティングが終了します。

 

続きます

コーディネーター小林

 

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業/ 支援アーティスト紹介】来田玲子