2024年11月24日(日)に支援アーティストの宮本一行さんの活動が行われました。
その名も「アクティブ・サウンドウォーク札幌」です。
音を使った作品を発表する宮本さん、今回の支援活動の中で他者を巻き込みながら制作活動ができるのか?に挑戦してみたいとの事で、これまで数回に渡りミーティングを実施。そういったやりとりを経て、部活動として月に一回ペースでとりあえずやってみよう!ということとなり、今回の実施に至りました。
舞台は豊平区にあるさっぽろ天神山アートスタジオの周辺にある「精進川」。
前日に大雪が降ったこともあり、一面が雪世界に。これはこれで景色が綺麗なので、楽しそうです。参加者15名で雪の上をノシノシ歩いてゆきます。
まずはみんなで川べりをお喋りしながら歩きまして、各自が良さげな「音」ポイントを探します。
往路はインプットと言いますか、リサーチに当たる所ですね。
なんか、音探しをしながら歩いているんですが、シンプルに公園散歩も気持ちいいですね。
そして帰り道で、気になった所の音を録ったりするんですが・・・・
今回行った「アクティブ・サウンドウォーク」という活動の面白さは、その場にある音を録音する、だけではなくて、
実際に、川の音が面白いぞ!!となった時に、あえて水際でパチャパチャ音を立てて見たりと、自分たちで「アクティブ」に音を作っていいというところなんです。音を見つけたり、取ってほしい時にはマイクを持った宮本部長に声掛けする流れです。
なので良さげな笹やぶの中に突入して見たり。
こんな感じで、みんなで静かに音を録ることもあれば、ワイワイ声が聞こえながら音を録ったりもできるという、子どもから大人まで自由度が高く楽しめるアクティビティになっておりました。
1時間程度練り歩き、一旦暖かい飲み物を飲んで休憩。ここから「アクティブ・サウンドウォーク」第二部が始まります。
ここから宮本さんが録音した音を一つ一つ聞くんですが、それがどんな音に聞こえたかをカタカナで表記します。
いわゆる、「オノマトペ」と言うやつですね。
オノマトペはよくマンガでもでてくる表現なので、参加者のみんなにとっても身近な存在。今回みんなで歩いて拾った音がどんな風に聞こえたのかをみんなで意見を言い合いながら記述していきます。これがなかなか面白い。カタカナで音を表す擬音語と、雰囲気を表す擬態語が交ざり合ったような感じで、各自が自分でしっくりくる音を探したりします。もちろん、正解というのはないので、「あーー、それいいねーー」とか「んー、〇〇じゃない?」といった摺合せが、各自の感性を共有する場にもなってて、気付いたらあっという間に数時間が過ぎてしまいました。
そんな感じで、無事に第一回目となる「アクティブ・サウンドウォーク」が終了。次回は12月22日(日曜日)の14時ぐらいから天神山アートスタジオが位置する、天神山緑地を舞台に実施する予定です。次回も楽しみですね!!
参加希望者はこちらまでご連絡ください↓
active.soundwalk@gmail.com
続きます。コーディネーター小林
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