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【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業】来田玲子活動紹介 その1

創造活動支援の被支援アーティストの来田さんは札幌市立大学大学院デザイン研究科に所属。

 

彼女は今回、死生観についてリサーチ・創作活動を行う中で、「生の豊かさ」について探る活動を行います。特に死生観という、公の場において話し辛いテーマを扱うため、適切な活動サポートを行う為にも、まずは情報共有!ということで、オンラインミーティングを実施しました。

 

なぜ「死生観」を取り扱うのか?ということや、これまでの経緯について話を伺った所、来田さん自身何かきっかけがあってこのテーマに辿り着いた、というよりも幼いころから漠然と気になっていたとの事。そして、その思いがずっと本人の問題意識としてあったようで、大学の卒業論文においてもスペキュラティブデザインという人々に「問い」や「対話」を促す研究方法を用い、発表や展示を行う事でこのテーマを社会全体の問題として認識できるような働きかけを行ってきたようです。

こういった論文発表や展示を通じたことで来田さん自身の考え方をまとめる機会になった一方で、あるべき姿を提示しすぎた結果、人々との議論の余白が想定よりも生まれなかったという反省がありました。

それを踏まえて、改めて「死考と弔いを醸成する空間」から発展した形での作品制作の支援を求め、今回の創造活動支援事業に応募したようです。

続きます。

コーディネーター小林

【文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業/ 支援アーティスト紹介】来田玲子