一般社団法人AISプランニング
「文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業」実施概要及び募集要項
本支援活動では文化芸術活動を通じたコ・クリエーション事業として、アーティストによる文化芸術活動を通じて、様々な分野の人々・団体と共に協働し新たな文化芸術の価値を生み出す「アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラム」、アーティストの活動を支える中間支援人材を発掘・育成する、「コーディネーター育成プログラム」を実施します。
もくじ
1.アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラム
2.コーディネーター育成プログラム
3.応募について(要件、説明会、申請方法など)
1)アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラム
アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラムでは、自身のステップアップ・キャリアアップにつながる創作活動やワークショップ・作品展示・成果発表等の新たな挑戦や、まちづくり・商業・観光・教育・福祉・科学・環境問題等の異なる分野との連携企画に対して支援を行います。創作活動費の支援や弊社コーディネーターによる伴走支援により、アーティストの創作活動を後押しをすることで地域社会に新たな価値を生み出す活動を目的としています。
支援対象:札幌市を拠点または活動フィールドにしているアーティストやグループ
年齢制限:無し
支援対象者数:4名/組
支援対象期間:2024年9月中旬〜2025年1月末 *活動報告会 2025年2月上旬
支援内容:
・アーティスト創作活動費:26.5万円
・コーディネーターによる活動期間中の伴走支援
(企画や活動内容の検討・相談、異分野交流受け入れ先とのマッチング、活動実施の為の企業プレゼン、ワークショップや作品制作・展示に関わる制作補助等)
・活動発信(WEB発信や、マスメディアへの取材依頼等)
・活動継続のための助言や情報提供
条件:
・新しい環境における創作活動や異分野との交流に興味があり、前向きに関わる意志があること。
・支援プログラム期間中、地域・コミュニティ関係者や同支援プログラム対象者とのコミュニケーションがとれること。
・対象プログラム全期間において、自身の活動に集中し制作活動が行えること。
・活動報告会に参加・発表が行えること。
・プログラム期間中の記録・アーカイブ活動、事業広報、アンケートへの協力。
・自身の心身の健康管理を行い、感染病予防につとめること。
注意事項:支給する補助金額を超えて係る経費はプログラム参加者自身の負担となります。
募集期間:2024年7月19日(金)〜8月20日(火)
想定されるプロジェクト例
・大規模作品を制作する為に資金や創作についてのアドバイスやサポートを受けたい。
・異分野とのコラボーレーションを前提としたプロジェクトを立ち上げたい。
・ステップアップとして海外のアーティストレジデンスに参加したい。
・児童館や福祉施設、病院、小学校でワークショップやコンサートを実施したい。
・商店街やまちづくり団体と連携して、子どもから大人までが気軽に来れるアートギャラリーを作りたい。
・ホテルやゲストハウスに自分の作品の設置や、お土産として販売したい。
・海外の有名なコンペに作品を出す為、市民や児童とのコラボレーション作品を制作したい。
・自分の作品展示やパフォーマンスを大通公園で観光客向けに発表したい
・服飾メーカーと協力してオリジナルの作品を制作したい。
※申請段階において具体的な活動内容・日程・提携先が確定している必要はありません。自身の活動を「より広げたい」「新たな挑戦をしたい」という思いを、当事業を通じてサポートできればと思っております。
コーディネート可能な活動分野の一例
・国内・海外のアート団体やレジデンス情報
・教育分野(小・中学校、フリースクール等)
【中学校】 文化祭での協働やコラボ、居場所作り、別室登校の生徒との交流等
【フリースクール】 授業でのワークショップ、生徒とのイベント企画等
・まちづくり分野(商店街・町内会・まちづくり会等)
【商店街】 地域住民(子どもから大人まで)向けワークショップ、イベントの企画や協働等
【こども食堂】 参加者向けワークショップ、イベントの企画や協働等
・児童福祉分野(児童福祉施設・若者活動センター等)
【若者活動センター】 地域住民(子どもから大人まで)向けワークショップ、イベントの企画や協働等
【児童福祉施設】 定期的な児童との交流、イベント企画やワークショップ実施等
☆上記の分野以外にも希望する提携先がある、もしくはまだはっきりとした提携先が決まっていない、まだわからない場合でも申請可能です。
プロジェクトの内容を踏まえて、一緒に提携先を探していく(伴走型支援)事も想定しております。
公募選考委員について
アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラムの選考は以下の審査員により実施します。
・進藤冬華(アーティスト)
・宮崎隆志(北海道文教大学人間科学部地域未来学科)
・佐野和哉(株式会社トーチ代表)
・漆崇博、小林亮太郎(一般社団法人AISプランニング)
・札幌市文化部職員
【審査基準】
・文化芸術活動としての期待や新たなチャレンジ、異分野交流における活動の実現可能性についての評価
・社会教育、生涯教育、福祉的な観点による活動の意義や社会的な価値についての評価
・観光・商業分野との新規事業開拓、ブランド企画/開発等社会的価値の創造の実現可能性についての評価
・札幌市の創造活動支援事業として、その指針に適した活動であるかどうかについての評価
注意事項:
・支給する補助金額を超えて係る経費はプログラム参加者自身の負担となります。
・新型コロナウイルス感染症拡大その他自然災害等の不可抗力により企画内容が変更となる場合があります。
2)コーディネーター育成プログラム
アートの創作活動を通じて社会に新たな創造価値を生み出す為には、アーティストの活動支援や異分野との橋渡しとなる中間支援者の存在が必要不可欠です。しかしながら文化芸術コーディネーターとして専門的に活動する人材は業界内においても不足しており、その多くがアーティストとの兼任、副業・ボランティアとしての関わりとなっているため、担い手の発掘や育成が急務となっています。それを踏まえて、以下の三つのエデュケーションプログラムを軸に、アーティストの中間支援活動を行える担い手を育成します。
①専門講師による研修会の実施 (2024年10月~2025年1月の期間で4回実施予定)
・・・研修会では「アーティストの創作活動の現状把握とその支援の在り方」「異分野におけるコーディネート手法と技術」「継続的な活動を行うための資金調達・広報活動」等の内容を中心に弊社コーディネーターと専門講師によるエデュケーションプログラムを実施します。このような取り組みの中で育成プログラムに参加する同士が、互いの課題や成果を共有する機会生み出し、各自のコーディネートスキルの向上と関係性の強化を図っていきます。
研修会予定(各90分)
第1回目(10月)・・・キックオフミーティング/コーディネーター育成事業概要説明、AISプランニング紹介、札幌における芸術文化活動についての紹介等
第2回目(11月)・・・アーティストのコーディネートとは、中間支援に必要なリテラシー講座等
第3回目(12月)・・・アーティストの活動とは(令和4年度創造活動支援プログラム参加アーティスト等)
第4回目(1月)・・・コーディネーターとして継続的活動を行うために必要なこと(活動を担う組織・団体の作り方、資金繰りなど)
②活動現場の見学・体験 (2024年9月~2025年1月随時)
・・・弊社が運営する既存の事業(おとどけアート事業等のアーティスト・イン・スクール/さっぽろ天神山アートスタジオでのアーティスト・イン・レジデンス事業など)や関係を持つ文化芸術団体の活動現場を見学・体験することで、運営やコーディネートに関するノウハウを学ぶ機会を提供し、そこで活動するアーティストや現場担当者の生の声を聞くことで、コーディネーターとして必要な能力を涵養します。
③実践的コーディネート業務と定期的なフォローアップミーティング(有償サポート)
・・・1、2で学んだ知識を活用し、実際にアーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プロジェクトおいてアーティストの制作活動支援、交流団体・企業との連絡・調整・説明、活動発信・広報業務、といったコーディネート全般業務に携わります。これにより、「アートを社会と接続させる為のコーディネートスキル(コミュニケーションスキル)」を実践を通じて身に付けます。また、活動内容のフォローアップとして定例ミーティングや個別相談等も適宜実施します。
有償サポート費/
アーティストの活動補助費 1,100円/時
支援対象:アーティストの表現活動や創作プロセスに関心がある個人(社会人、学生も含む)や団体
年齢制限:無し
支援対象者数:エデュケーションプログラム①、②は定員無し。エデュケーションプログラム③は4名を予定。
※②活動現場の見学・体験については受け入れ先の状況によって人数制限があります。③への参加は申請書提出後に書類審査と面接を経て決定します。
支援対象期間:2024年9月中旬〜2025年1月末
条件:
・アートやアーティストに興味・関心があり、積極的に関わろうとする意志があること。
・新しいことにチャレンジし、学ぼうとする意欲があること。
・アーティストと協力して実践的な活動を行う意欲があること。
・研修会や定例ミーティング、活動報告会に参加・発表が行えること。
・プログラム期間中の記録・アーカイブ活動、事業広報への協力。
・自身の心身の健康管理を行い、感染病予防につとめること。
募集期間:2024年7月19日(金)〜8月20日(火)
*公募説明・相談会
各プログラムに関する詳しい説明・申請に関する相談会を下記の日程で行います。ご興味ある方はどなたでもご参加できます!是非気軽にご参加ください!
公募説明会
2024年8月4日(日) 10:00~11:30 SCARTSモールA・B(1階)
10:00~11:00 公募概要、アーティスト支援事業・コーディネーター育成事業説明
11:00~11:30 質疑応答、文化芸術創造活動支援事業他団体紹介等
参加申し込み/不要
公募相談会(オンライン)
8月9日(金)13:00~17:00、10日(土)10:00~12:00、13:00~15:00
上記の時間内で1時間程度ZOOMにて相談会を実施します。
ご希望の方は、日時を koubo@ais-p.jp までメールでご連絡ください。
選考期間:
書類審査/2024年8月21日~31日 二次審査・面談/9月7日(土) 選考結果発表/9月9日(月)
☆内容については説明会でもご案内いたしますが、個別の質問も随時お答えしております。個人的なことや些細なことであっても全然問題ありませんので是非、お問い合わせ下さい!また、皆さまから頂いた質問は『よくある質問』という形で改めて情報共有させていただきたいと思います。
問合せ先 Eメール:koubo@ais-p.jp
プログラム担当:小林・うるし
応募方法
以下の応募フォーム必要事項を入力しご申請下さい。
【応募フォーム】
1、アーティストの創作活動を通じた新たな価値創造支援プログラム応募フォーム
https://forms.gle/BsHUFzNzT4oBuL6S7
2、コーディネーター育成プログラム応募フォーム
https://forms.gle/BBUbuwTbWvd28WUSA
注意点
締切を過ぎた書類はいかなる理由でも受けつけられません。提出書類及び資料に不備があったものは選考対象外となる場合があります。提出いただいたデータの返却はいたしません。
応募締切:2024年8月20日(火) 日本時間23:59まで
問い合わせ先
一般社団法人AISプランニング 石狩市花川北2条6丁目209番地
TEL:070-5600-8466 Eメール:koubo@ais-p.jp
プログラム担当:小林・うるし
主催:一般社団法人AISプランニング 助成:札幌市(札幌市文化芸術創造活動支援事業)