11月25日(月)、新陽小学校での関川航平さんによる活動は今日から2週目に入りました。
主な活動の拠点として、玄関入ってすぐにある吹き抜けのホール部分と、そこに隣接する図書閲覧室を使っています。
この日は9時頃に登校したのですが、図書閲覧室の天井に固定していたオーガンジーの布が全部落ちてしまっていたので、それを貼り直す作業から始まりました。

暖房が入って教室全体が暖かいからですかね。
校舎が新しいので、しっかりと固定するわけにもいかず、なかなか塩梅が難しいところです。

布を固定し直したところで、持ち込んだ照明を点けてうっすらと音楽をかけて、ぬるっと活動が始まります。
小学校は授業時間でも結構にぎやかなのですが、ちょっとBGMがあるだけで雰囲気が変わりますね。
模造紙に新しい格言(?)を描いたりしていると1人の女の子がやってきました。
掛け算の裏技なるものを教えてくれたり、壁に模造紙を貼るのをお手伝いをしたり。

ただの会話の中にも、子どもから見たものごとの捉え方だったり、
ハッとするような言い回しをしていたりなど、こちらが刺激を受けることもしばしば。
おとどけアートは休み時間が主な子どもたちとの交流の時間になるのですが、
なかなか一人の子とじっくり話すというのが意外と難しいんですよね。
やがて休み時間になり、徐々に子どもたちの数が増えてきました。
絵を描きたいという子が紙とペンを持って楽しそうに描いていきます。




先週描いた模造紙を貼っていっていますがだいぶ賑やかになってきました。
今後もこういったものが増えていきそうな予感!
給食時間、今日から給食を食べることができます。

給食を食べるのは20年くらいぶりだと話す関川さん。
久しぶりの給食、どうでしたかね?
明日の献立も気になるところです。
さて、給食を食べ終えるとオーガンジーで囲われた空間の入り口あたりに
テープを手に持ってなにやら作業をしていきます。

ギュム
絵を描く子の中にビッグフットの足あとを描いてくれた子がいたのですが、そこから着想したのでしょうか。
フリーハンドならぬフリーテープで文字を可視化する関川さん。
文字があると子どもたちはなぜか目に入った途端に口に出して読んだりするんですよね。
意味もわからずとりあえず読んでみる、みたいな感じです。とても興味深いです。
さらに下校時間に向けて、ホール部分にもテープで文字を描いていくようです。
現れた文字は


たたたたた
たったった
たったいま
真っ白な空間なので、かなり目立ちますね。
子どもたちはどんな反応をしてくれるでしょうか。
そうしてお待ちかねの下校時間、関川さんはマイクで音声を拾いながら様子を伺っていたのですが、
子どもたちはマイク自体に興味を持って触ったりつついてみたり。
(ちゃんと音が拾えてるのか遠目にちょっと心配、、、)

気をとりなおして、子どもたちの反応ですが、
文字を読んだり、文字のあるところをジャンプして渡ったり、
文字を文字としても形としても面白がってくれていたようです。

”たったいま”は口に出して読んでいる瞬間に"たったいま"ではなく過去のものになってしまう不思議な言葉。
ということで子どもたちが帰ったあとに

たったいまだった
にして明日の朝、登校時に子どもたちの反応を伺うことにしました。
例えが適当ではないかもしれませんが、イタズラを仕掛けてるかのようなわくわく感があります。
さて、日常の中では、本当に些細でちょっとしたことかもしれませんが、
日々なにかしらのアクションを続けているホールと
遊んだり、絵を描いたり、誰かと話したり、見たり、考えたり、文字を読んだりの空間。
子どもたちにとって、この空間はどのように映っているのでしょうかね。
残り2週間でここからどのように活動が転がっていくのか、今後も楽しみです。
おとどけアート コーディネーター 杉本