おとどけアート in 栄西小学校 「アトリエ*サカエニシ」の見学記/11月15日
コーディネーターのたまごisoです。
11月3週目は14日15日2日間連続のアトリエサカエニシ。15日金曜日は、
秋元さん、コーディネーター小林氏、ビッグボス漆氏、そしてisoの4名で活動。
中休みはおなじみの身体スケール型取り。
この間も型紙をとった子も、もう一回取りたくなったのか、いつのまにか紙の上に乗って友達になぞってもらって、型紙の真ん中にサインを入れている。
そして、今日は珍しくジョシュアさんが見に来てくれている。
パプアニューギニア出身のジョシュアさんにも、身体スケールに参加してもらった。
ジョシュアさんが大好きな子どもたちも率先して参加なんだかどんどん子供達が増えて、中休みも終了の頃にはこんな感じに。
「ジョシュアのサインかっこいい!」
型紙の真ん中にジョシュアさんに名前を書いてもらうと、なぞっていた子どものうちの1人がさらさら書かれたローマ字つづりに目を丸くしていた。
ジョシュアさんは、英語の授業のお手伝いで来ているALTの先生で、お届けアートスタッフは頻繁に控室で顔を合わせるのでお話しする機会があるのですが、秋元さんがジョシュアさんにリバーネームのことを話した時に、ジョシュアさんはミドルネームとファミリーネームを持っていて、パプアニューギニア語で勇気ある戦士の意味がある、というお話しを聞かせてくれたのです。
リバーネームインタビューをお願いしたいところの秋元さんが、今回教えてもらったリバーネームの場所に実際に行く、というのを一つの条件にしていて、今回パプアニューギニアまでは実現が厳しいということで断念したジョシュアさんのインタビューでしたが、パプアニューギニアの川の話もその時に少し話が出てきて、ジョシュアさんの物語、また機会があったらきいて見たい、と思いました。
苗字や名前は自分の住んでいる土地と密接なつながりを持っていたのが、移住を繰り返してだんだんと薄れていくけれど、簡単に捨てられるものでもなく、だからといって名前にしばられる必要もない。
名前をつける、名前を名乗る、名前を呼ぶ、リバーネームの活動。
自分の輪郭をなぞってもらい、名前を署名する、身体スケール型紙制作の活動。
自分という存在を、相手の存在を、大切に思い、認める、ということなのかもしれません。
話は少しずれますが、パプアニューギニアといえば、諸星大二郎さんの「マッドメン」というマンガ。
仮面と精霊に導かれてパプアニューギニアの少年が日本にやってくるのですが、日本のイザナギ・イザナミ神話を絡めたお話で、地底の巨大な洞窟で日本とパプアニューギニアがつながっているというお話(だったはず)。地底探検にはよく溶岩や地底湖や地底を流れる水の流れをたどってさまようお話がありますが、この「マッドメン」にもそう言った場所を巡って抜け出せるかのドキドキ感もあって、おすすめのマンガのひとつです。
秋ちゃん、一輪車をしている5年生の子どもたちに声をかけられ、ちょっとおしゃべり。
中休み終わり頃に、五年生の子どもたちと先生方から、学習発表デーに披露する演目のリハーサルをするので、秋ちゃんにぜひ見に来て欲しいと言われ、体育館へ
英語が得意なジョシュアさんの学校でのメンター的な先生が、秋ちゃんと一緒に観覧。しばしおとどけアートについて歓談しながら開始を待ちます
招待されていた近くの保育園の子どもたちもやってきて、一緒に観覧。
リハーサルとはいえ、5年生のみんな、気合いが入っていました。
3時間目はそんな感じで過ごして、これはこちらも23日は負けていられない、と秋元さんも制作のスイッチが入って、準備再開。
一方のコーディネーターの漆氏・小林氏は、型紙の切り抜きサポートと、先日の「宿題」秋元さんの展示紹介のマンガ製作。
isoは、リバーネームのポストの使い方ポスターと、お手紙ポストの完成を目指して。
本日の給食。
給食が終わる時間に5年3組の教室へ。
昨日、自分たちのクラスも測りたいと言った子どもたちが寄って来て、測量の相談。
さっそく測量が始まる。やっぱり、伸びたり縮んだり。
同じ学年でもクラスによって、身体スケールの測量数が変わるのが、これの面白いところ。。。。
測量終了後は、作り終えた身体スケールの型紙を校内の壁に張り出す作業。
ジョシュアさんの型紙が、なんだか「壁男」(かべおとこ)に見えてくるような。。。
「壁男」も諸星大二郎さんの漫画。ある日壁の中に「壁男」がいることを知った主人公が、壁に入る方法を知り。。。。札幌の映画監督早川渉さんが映画化しています。(こちらは、ちょっとおとな向けの話)
残念ながら、本日はisoの業務はここで終了のため秋元さんと2人のコーディネーターを残して下校。
次回は、いよいよ本番前日。会場設営です。
※このブログは弊社(一般社団法人AISプランニング)が実施しているコーディネーター育成プログラム参加者が書いています。
コーディネートサポート&ブログ/iso(磯田)