おとどけアート in 栄西小学校 「アトリエ*サカエニシ」の見学記/11月14日
isoです。
アトリエサカエニシの11月14日は、ゲストが多くて賑やかでした。
コーディネーター側の小林氏のほか、コーディネーター「ビッグボス」的な漆氏
秋元さんのお友達でアーティスト仲間の久野志乃さん、そして前々回いらしていた小林麻美さん。
まず最初に、お届けアートの後の秋元さんの活動のお知らせが!
三岸好太郎美術館にて、12月14日から2月24日まで「♯みまのめ」という現代若手の北海道の作家さんの10回目の企画展示で展示されるのだそうです!
中休みに5の1のクラスを訪問。
前回の放課後相談していたクラスの先生と約束していたので、教室の測量をいつにするか、様子をうかがいにいく。昼ごはん後の休み時間に測量することに。
せっかくなので、5の1の中廊下で身体スケール型紙制作。
うつ伏せのパターンは珍しい!
そろそろ気恥ずかしくて参加してくれなかったりするのかな?と思っていたら、自分も取ってもらいたい、友達のを取りたいという子もいたので、賑やかに作業する。
5年生にもなると型紙の床の設置から手伝ってくれる子や、ペンでなぞって切り取るところまであっという間の子、
スケールも大きい!すでに165センチ以上の子も!
控室に戻る途中に校長先生と会う。
今日の活動の報告。
5の1の測量は昼休みにすることになったので 中休み終了後には型紙の切り抜き作業をしながら、展示構想会議。
久野さん、小林さん先輩アーティストと漆氏と対話しながら、秋元さんは23日という日の展示構成を探っていく。
彼女の愛読している雑誌に挟んであった、子供たちと拾った落ち葉に絹糸が通されていた押し葉。
インタビューをした人のリバーネームが。。。。
展示会場をどこにするか、上から落ち葉を吊るすのは、どうやるのか。まだイメージは決まらない。
この控室にする、という案も出たけれど、やっぱり人の流れのある玄関の横壁面、アトリエサカエニシのボードがあるところが良いんじゃないか、ということになった。
そんな話し合いの中、窓を見ると中庭に見慣れた顔の子供たちが。
あさがおの植木鉢の冬支度に、どうやら一年生たちが出て来たようです。
秋ちゃんに気づいて子どもたちが近づいてきて、窓ガラス越しにハンドコミュニケーション!
片付けもそこそこにあさがおの刈り取られた枯れた蔓が、一瞬にして遊び道具に。
鳥の巣のようになったり、銃になったり。
「失礼します。ちょっと机を取らせてください。」
控室に子供たちが備品を取りに来たついでに、秋ちゃんたちに話しかけてくれる。彼らも23日の学習発表デーの準備のために大忙しで、舞台衣装に身を包んで普段よりも楽しそうだ。
身体スケールの制作がひと段落したので、リバーネームインタビューの準備に取り掛かる。
リバーネームインタビューをお願いした久野志乃さんと、小林麻美さんに、もう一度リバーネームについて説明する。
秋元さんが川でなくても自然の場所、自然のものでお願いします、と念を押す。
今回、子供にリバーネームをお願いしない方向にしようと秋元さんは考えていて、やっぱり理由がその子なりにあってふざけてなくてもイ◯ンだとかが出てくるのは違うかな、と。更に細かく聞いていくのはこの期間でするには難しい。
久野さんのリバーネームは、「家の裏山の川」
実家が様似町で、家の前に海もあったけれど、家の裏手の線路を越えるとあった裏山に沢があって、その周辺でザガニを獲ったり、木にブランコを吊るしてもらって遊んだそうで、今は熊が出て立ち入り禁止となっているらしい。
久野さんが自分の作品でも森の絵を描くことが多いのも、多分今はもう行くことができないその場所が原風景にあるからかもしれない、ということで決めたそうです。
秋元さんと様似町の地図で場所を確認。
一方の小林麻美さんは、一度リバーネームにする場所で撮れたらそこで自分で撮りたい、ということで、本日はインタビューは見送り。
ビッグボス・漆氏は昼ごろ、久野志乃さんも午後の早い時間に下校。
給食をいただいたあとは、廊下に本日完成した分の身体スケールを貼って行く作業。
子供たちの給食が終わるのを見計らって、再び5の1へ。
黒板には5の1の先生が子供たちに謎かけを書いて準備してくださっていた。
秋ちゃんが教室の前に行くと、5の1の子どもたちにさっそくかこまれた。
手を伸ばして繋いで、壁に沿って。もう高学年になると、恥ずかしさも出てくるし、コロナ禍後というのもあって、しばらく手を繋ぐ機会って減っていたんじゃないか、と思いますが、なんだか不思議なものです。
教室の大きさは、学年が上がるにしたがって人数が少なくなって行くのですが、私も入りたい!という子が入って、なぜか二重の渦巻き状に!測量に入らないけど自分の席から眺めて楽しむ子たちもいて、わいわいガヤガヤ。一緒に測ってありがとう!
そんな5の1を見ていた別のクラスの子達が、自分たちもやりたかった!と言ってくれた。秋元さん、3組の先生に確認して、明日は5の3の測量を約束。
控室に戻ると、子どもたちが隣の図書室の本を使って控室で授業をするというので、一同遊牧民となる。
小林氏を先頭にいったん学校を出て、40条公園へ移動。
幸いにも先週降った雪がすっかり解けてほんの少し小春日和の昼下がり。5時間目の間再び展示の構想をまだまだ話し合う。測量した40条公園の山を木陰にとらえつつテーブルを囲んでコーヒーとシュークリームでおやつタイム。場所を移して考えると、少し視点も変わる。
5時間目の終わりに校内に戻って、会場となる玄関ホールの壁面スペースを下見していると、あざぶ・ふしみいなり先生とばったり会った。23日にこの玄関ホールの壁面スペースを使用して、体育館の入り口近くまでの廊下を展示スペースとして使わせていただくことになったので、使って良い部分の確認をする。
ボードを使って、細長い空間を作る
実際に写真をボードに貼ってみる。
壁に長く貼るのではなく、本の形の方が、当日の動きから考えると見やすいか、伝わるか。
体育館の入り口近くまでの廊下には、できるだけ多く身体スケールを取って並べて貼って。。。きっと秋元さんの頭の中には少しずつ会場の風景が浮かんでいる。
控室に戻ると、展示に使う押し葉の糸通し作業がたくさん残ってる、ということで、小林麻美さんが細かい作業に協力してくださることに。
リバーネームの展示のことで、インタビューは今回は無理でも、やっぱり子どもたちや保護者にも何かの形で心に残したい。なにかの形で参加できないか、ということで、isoは「葉書」の「リバーネームのポスト」を。
そして小林氏は今回のお届けアートと秋元さんの紹介マンガを描いて展示スペースに貼ることに。
それぞれ「宿題」を抱えて下校。
帰宅の5時半。日暮れが早くなりました。
※このブログは弊社(一般社団法人AISプランニング)が実施しているコーディネーター育成プログラム参加者が書いています。
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