・あらすじ・
謎の手紙に導かれ屯田小学校に訪れた西脇さん。
「屯田小学校に行って子どもたち聞けば、ソレ(脚本)ができあがる(らしい)」という言葉を信じ俳優のアイカさんと子ども達と一緒に日々稽古をしています。作品の姿がみえてきたので、新たなお手紙で脚本を「上演する」準備をする一週間。上演素材集め最後の今日はあることもしてみるようです。
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10/18(金)の活動ブログ。
今日は中休みに紙吹雪を切り終えて上演準備完了、とはなりません。演劇は総合芸術。いろいろな要素が組み込まれているのも演劇の面白いところ。昼休みは、上演をお知らせする仕組みの一つであるチラシづくりのお手伝いを子ども達にお願いします。
ホワイトボードをはずして地面に置き、みんなに「りんごをテーマにした絵」を書いてもらいます。みんなが書いてくれたりんごをテーマにした絵が今回の『りんごがーつありました。』のチラシ絵になるという寸法です。
アイカさんがホワイトボードに絵を描いていると興味深げに眺めてくいる女の子が一人。「一緒に書いてみないー?」とアイカさんが声掛けし、おしゃべりをしながらりんごをテーマにした絵を描く二人。
二人で書きながらも通りかかる子に「一緒に書こうよー」と声かけをする女の子。女の子の声掛けにチラホラと絵をかくことが好きな子が集まってきます。その子たちがまた別の子に声をかけてを繰り返し、いつの間にか大人数がホワイトボードを囲んでいました。
誰かが書いた絵を別の子が呼応して別の絵を描く、そんな素敵なつながりで昼休みが終わるころにはとてもかわいい2枚のホワイトボードができあがりました。
こちらが素敵なチラシになるので楽しみにお待ちください。
お昼休み後は授業の合間であおぞら級の子たちが練習した朗読をよみにきてくれました。読んでみた台詞に対して西脇さんから「どう?今のどんなかんじだった?」と問いかけがあります。うーーんと首をかしげる様子をみて「自分が“よし!今の(読んだ台詞)が今までで一番イイと思うまで撮っていいんだよ。」と声掛けをする西脇さん。西脇さんの言葉を受けて安心感をもって自分が練習してきた言葉を外にだしてみることを試す姿がみられました。
そして今日はみんなが下校した後に、だいたいの上演時間や音楽をかけるタイミングや場所など全体をながめてどんなことができるかな、をみてみるための「通し稽古」を行いました。収録した声とアイカさんが掛け合いや音楽が鳴るタイミングなどを「やってみること」で確認し合います。
通し稽古後は本番までにこうできたらいいねを、西脇さんとアイカさんとで話合い今日のお届けアートは終了です。来週はいよいよ本番。どんな舞台になるのでしょうか。乞うご期待。
※このブログは弊社(一般社団法人AISプランニング)が実施しているコーディネーター育成プログラム参加者が書いています。
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