札幌市立伏古小学校でのおとどけアート13日目。
活動終了まで残り3日間。
先日、3年生が授業で広場に来たことで、また状況がアップデートされたことを受けて、朝の確認。
いろいろ面白い変化が、、、
まずは、子ども達がそれぞに制作した造作物の随所に、「こわすな!」「こわさないで!」「さわらないで!」などの書き込みがされていました。
特に休み時間は、極めてカオスな状況になるので、当然のことですが自分が作ったものが誰かによって壊さてしまう危険性をそれぞれは感じていて、その解決策として色々な場所に警鐘を鳴らすサインが施されています。
実際に壊されてしまった経験のある子は、より厳重に注意書きをします。
広場は造作物の数の分だけ、子どもたちがあの手この手で考えた防衛方法が展開されているのです。
もうひとつ、この広場で起きる現象としては、道具や材料の取り合い。
特にガムテープの需要が高く、正に奪い合いがおきることもしばしば。
そんな中、画像のように誰にも見えない場所にガムテープが隠されていたことを発見!
隠した本人が覚えているかは謎ですが、この広場を楽しむためのサバイブの痕跡が、朝の時間のチェックでいろいろ見えてくるのが大変興味深い!
また、おとどけアートメンバーが不在の日に造作物そのものにも変化が起きています。
私たちが制作した壁が、一段高くなっていたり、、、、
「渦巻」には穴が開いていたり、、、
中休みに現れた子ども達も、まずは自分の作ったものがどうなっているかをチェック!
そして遊ぶ!
この広場の状況をそぞれがどのように受け止めているのかはわかりません。
決して共通のテーマがあるわけではなく、子ども達それぞれに好き勝手に小さな世界をたくさん生み出しているのです。
さて、本日の3時間目は3年生のもう一つのクラスが授業でやってきました。
前回の活動でやってきたクラスと雰囲気が違い、黙々と物作りをするタイプの子が多く、次から次へと何かが生み出されていきます。
ロボットのような人形を作る子がいたり、、、
ひたすら絵を描いている子がいたり、、、、
乗り物?を作っている子がいたり、、、、
今までにないタイプのお部屋?ができたり、、、
なぜかネクタイや、名刺を作って、コスプレをする子も、、、
遠くに散らばって何を作っているかわからない人たちもいます、、、、
前のクラスと違って個人制作、小グループでの活動がメイン。
ここまでクラスで違いが出るのもユニークですよね。
おかげさまで、広場は子ども達の造作物で埋め尽くされました。
お昼休みは、6年生が比較的多く、クッションの取り合いをしたり、3年生の造作物を壊してもめたりと相変わらずの状況。
放課後は、5年生がやってきて下校時間までおとどけメンバーとたわいのない話などしながら過ごしていきました。
何だか、約40日かけて出来上がってきた不思議な状況を、学校全体として受け入れ、日常の風景になっていくようなそんな気持ちになる13日目でした。
活動も残り後二日。
この活動の結末やいかに!