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【おとどけアート】札幌市立琴似小学校×クスミエリカ 活動ブログ4

9月13日(火)。

琴似小学校に通いはじめて3日目。

前回に引き続き、子どもたちに琴似小の面白いところなどを聞いていきます。

 

中休みに面白かったのは、絵を描きたい、と言って

紙を渡すと興味のあると思われるものをどんどん描く子が現れたところ、

そして、おじいちゃんからもらった本を持ってきて貸してくれたところ。

クスミさんがこれまで自身の作品を見せたことで、

今度は自分たちのものを!ということだったのかもしれません。

ちなみに"えっちゃん"はクスミさんが実際に呼ばれていた愛称。

絵はプレゼントしてもらえたので、早速掲示してみることにしました。ありがとう!

 

 

ほほえましい中休みを過ごすと、

今度はカメラを持って外へ。

この道路の真ん中に生えている不思議な木は、琴似小の校木であるケヤキの木。

今は、西区民センターの隣にあるのですが、実は以前はそこに琴似小学校があったそう。

屯田兵の子弟の教育の場として建てられた琴似小学校、なんと創立が明治10年!

長い歴史の中で校舎を立て直したりしていく中で、校舎自体の場所が変わってはいますが、

当時からある校木は、小学校だけでなく琴似という地域全体を見守るシンボルにもなっています。

道路を渡った先でもパシャリ。

作品に使用するには、輪郭がはっきりしていないと作業の難易度が上がるそう。

この日は風もつよくなく、快晴とまでは言えませんが、そこそこ好条件だったのではないでしょうか。

 

小学校近くのお店で昼食をとり、昼休みに備えます。

この日、放送委員の子が、おとどけアートの宣伝をしてくれたようで、

はじめて来たという子どもたちもちらほら。

良い景色が見れるところ、と聞いてみると公園の名前が挙がってきます。

今度は学校から離れた撮影をしにいくこともありえそうですね。

 

 

そして、昼休みが終わると、5 年生の図工の授業にお邪魔させていただきました。

活動初日にクラス全員でクスミさんの作品を見に来てくれたことから繋がり、

ちょうど図工で1枚の写真を画用紙に貼り付け、写真の周りの風景を想像して表現する、

ということをやる、ということで写真という媒体を作品制作に

用いるクスミさんと通じるものがあるのでは、と見学させていただくことになりました。

 

いま、子どもたちはクロームブックという端末を駆使しながら授業に臨んでいるのですが、

下書きをクロームブックで描いている子どもがいて驚きました。

その様子を見て、クスミさんもパソコンを使って挑戦してみることに!

用意されたのは一番前の席。笑

お題となる写真をいくつかを選び、それを組み合わせていきます。

途中こどもたちに囲まれながらできあがった作品はコチラ!

題名《ビッグリス》

実質10分あったかどうか、という作業時間でしたが、

なんだか早くもクスミワールドの片鱗を感じますね!

 

アーティストの方が授業を受ける構図、というのは、

最近のおとどけアートでも珍しい光景でした。

クスミさんにとってもきっと良い刺激になったでしょうかね。

 

 

通う度に交流がじわじわ深まるおとどけアート。

見えてくるものもどんどん増えていきます。

 

 

担当コーディネーター 杉本