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【おとどけアート】札幌市立手稲西小学校×千葉麻十佳 活動ブログ13

10月28日(木)。

屋外での作業リベンジデーとなります!

朝に降っていた雨もなんとか上がってくれました!

 

と、いうことで早速、暗室での準備が始まります。

暗室では、下地を塗ったキャンバスに感光剤を塗る作業を行います。

(工程については、10月14日の活動ブログをご覧ください)

この感光剤は、太陽の光はもちろん、蛍光灯の光にも反応してしまいます。

また、暗室内は手狭なため、千葉さん一人しか入れず、

これ以降の作業の様子は千葉さんに撮影していただきました。

 

準備する道具は、感光剤と計量カップとスポンジバケ。

感光剤は液体自体は深緑っぽい色なのですが、塗ると黄色っぽくなるようです。

塗った後はよく乾燥させ、

先週子どもたちにも手伝ってもらった、

石について千葉さんがまとめた透明なシートをかぶせます。

暗室から持ち運ぶ間に感光してしまわないよう、

黒いビニール袋に入れて、準備完了です。

よし!外に行こう!と暗室から出てみると、

 

 

 

 

まさかの曇り……

 

 

 

 

 

曇り………

 

 

 

 

明るいのですが、千葉さんの見立てによると、

ちょっと難しいとのことで、せっかく感光剤を塗って準備したのですが、

この日の作業も断念することになりました。。。

本当に天気予報が当たらない。。。

 

 

その後、短いながらも少し晴れ間がさしたので、

感光時間などを測るために小さい紙でテストしました。

 

こちらは、色画用紙に感光剤を塗り、油性ペンでイラストを描いた透明なシートを被せたものです。

うまくけば、油性ペンのところは光が当たらないため、

感光しないで残るはず。

おおお!

数分と待たずに色がどんどん茶色く変わってきましたよ。

これがまた数分おくと、、、

すっかり色が変わりました。

ピンクのところは色画用紙が反り返ったりして、

うまく感光剤が乗らなかったようです。

 

このあと、油性ペンで書いた透明シートを剥がし、水で感光剤を洗い流します。

油性ペンで描いたところはうまく残ってくれているようですね。

 

透明シートをかぶせていたところは、

色が周りより薄くなっていることから、

使っていたシートが透明とはいえ紫外線をいくらか、

遮断してしまうものだとわかりました。

 

また、本番では、キャンバスが大きくなるので、

キャンバス表面と透明シートの間ができるだけ

密着していないと油性ペンの描いた部分が、

くっきり残らないから気をつけなくてはいけないようです。

 

ベストな環境ではなかったものの、

感光に必要な時間の目処を掴んだところで、

この日の活動は終了となりました。

 

また、キャンバス作品の制作は、晴れの予報がでている

2日後の土曜日に、さっぽろ天神山アートスタジオにて

再挑戦することになりました。

三度目の正直となるでしょうか。。。

 

天候と戦う千葉さんの今後の活動に乞うご期待!

 

(担当コーディネーター:杉本)